インターネットの出現により、特にヘルス&ウェルネスの分野では簡単に情報を得られるようになりました。
WebMDのようなサイトや、私が「Dr Google」と呼んでいるサイトを使用すると、誰もが自分の症状を検索し、
多くの場合自己診断できるようになりました。
.…と聞くと一見良いことのようにもとれますが、情報化時代にはマイナス面もあります。
それは、情報の正確さです。
理論的には誰もが専門家を名乗ることでき、インターネット上でコンテンツを作成できます。
以下は、足の悩みにまつわる迷信でよく私たちがよく目にするものです。
これらが正しい情報かどうか、一緒に確認していきましょう。
迷信 1 – “外反母趾は悪い靴が原因”
これはおそらく、インターネット上だけでなくそれ以外でも誤解されていることのひとつです。
外反母趾は、足の長い骨 (中足骨) のずれにより、親指の近くの足の内側に隆起を引き起こします。
外反母趾は、狭い靴のせいだと思われがちですが、実は足、特に第1靱帯と呼ばれる部分の不安定さと
可動性過多が原因です。偏平足や過度の回内、靭帯の緩みがあると、この足の関節の安定性が失われます。
外反母趾の予防には、足と股関節を強化し、感覚にアプローチするインソールまたはアーチサポートを着用や、
足指セパレーターを日常生活に取り入れることも有効でしょう。
迷信 2 – “インソールなしでは足を支えられない”
迷信1からに基づいて、特定の足のタイプはインソールなどの装具でサポートが必要なこともありますが、
これは少数派の足です。
私たちの大多数は、アーチを動的にサポートする能力を持っています – 足を強化する必要があるだけかも
しれません。足とアーチを強化するのに最適なエクササイズの 1つはショートフットエクササイズです。
迷信 3 – “すべての子どもは偏平足から成長する”
すべての赤ちゃんは偏平足で生まれ、足のアーチは6~7年かけて発達します。
そうは言っても、2~3歳頃に靭帯の緩い足を持つ子どもは、足が崩れやすく、装具を使用した方がいい場合が
あります。
さて、この数パーセントの子どもたちに装具の効果が期待できますが、靴を履かずに遊ぶことにより裸足や
感覚の強い刺激を取り入れることも重要です。
迷信 4 – “No pain, No gain”
これは、特に現役または元アスリートにとって大きな問題です。
“No pain, No gain”の考え方は、慢性的な痛みや軟部組織の損傷を起こしやすいです。
痛みが再発するたびに、軟部組織が炎症細胞にさらされ、コラーゲンの粘着性と変性が生じます。
代わりに、私たちは体の声に耳を傾け、毎日の足のリカバリーを予防的に組み込むという考え方を教えようと
しています。
ニューロボールのようなツールを使用したフットリリースのような簡単なもので、
足の疲労や怪我のリスクを相殺することが期待できます。
Naboso Neuro Ball – Naboso
迷信 5 – “神経障害のある人は、常に靴を履いていなければいけない”
これには丁寧な説明が必要です。
神経障害のある人に裸足と感覚刺激を勧めるときは、裸足でのセッションの前後に足のチェックを行い、
常に清潔で安全な環境でこれが行われるようにすることを前提としています。
ナボソマットのようなツールの上に立つなどの裸足の感覚刺激が、神経障害のある人にとって非常に
重要な理由は、これらの神経が刺激されずに放置されると、感覚が弱くなっていく一方だからです。
神経障害のある人の足底神経を刺激する他の優れた方法は、足の循環を促進するようなツールを活用することや、
振動を起こすプラットフォームに立つこと、また、ナボソインソールのようなインソールを使用することです。