足の痛みと感覚刺激

人間の足を思い浮かべてください。そこから、裸足で立っている人、そして裸足で歩いている人を思い浮かべてみてください。

足が地面に接地し、衝撃を受けて変形し、ほんの数ミリ秒後に再び安定し、押し出されるのが見えますか?

 

人間の動きを考えるとき、どうしても関節が動き、筋肉が収縮することに目がいきがちです。

また、足の機能についても、偏平足、ハイアーチ、回内、回外など、すぐにそのメカニズムについて考えてしまいます。

しかし、より深く人間の動きを科学すると、見た目だけではわからないことが見えてくるのです。

 

足部機能の2つの側面  

私はEBFAグローバルの代表として講義をするときや、患者さんに話をするときに、足の機能(と機能障害)にはバイオメカニクスと神経筋の2つの側面があることをいつも強調します。どちらも足の機能において重要な役割を担っており、どちらも評価されるべきです。しかし、どちらかのアプローチだけ念頭に置いて足の痛みを治療することは、本質的に欠陥が生じてしまいます。

ほとんどの足病医の学校では、足の機能と足の病理学について、バイオメカニクスの観点のみから教えられています。つまり、すべての患者が足のモビリティをテストされ、アーチの高さと足のタイプを診るために静的に立つように言われます。このように足に焦点を当てたバイオメカニカルアセスメントと足の分類システムに基づいて、患者の怪我の原因や治療方法が決定されます。

その結果、動きをコントロールするためのフットウェアやカスタマイズされた装具が、バイオメカニクス視点からのコントロールや痛みを軽減することを目的として用いられるのです。

 

バイオメカニクスを越えて

足部機能については、神経筋の観点から、感覚刺激と筋膜システムのサイエンスを組み込んでアプローチされるべきです。神経筋機能の場合、すべての患者は足底の機械受容器の感度と、足部と体幹のつながりを診ていきます。ミニマルフットウェア(より裸足に近い靴)の役割、筋膜リリース、呼吸パターン、代償パターン(より体の中心に近いところの)など、すべてが考慮されます。

では、どちらがより適切なのでしょうか?

それは人それぞれです。あるケースでは、よりバイオメカニクス的な影響が強く、またあるケースでは、より感覚的な影響が強くなります。 つまり、この2つのアプローチの組み合わせが、患者にとって最も良い結果をもたらすのです。

 

足の痛みにおける感覚的刺激

私の診療と足病医としてのキャリアは、感覚刺激が足の機能と足の痛みに重要な役割を果たすことを広めることが中心です。私たちが一歩一歩踏み出すたびに、衝撃力は振動として足に入ってきます。この振動は、足底の機械受容器を刺激し、足底の内在筋(小さな筋肉)の共収縮を通じて衝撃力を調整するために使われます。この共収縮により、足が硬くなったり、強くなったりする反応が起こります。

NiggらやRobbinsらの研究者は、足底の感覚刺激と内在筋力の間に直接的な関係があることを実証し、一方が他方に必要であると結論付けています。つまり、クッション性の高い靴や装具によって足裏の感覚刺激が遮断されると、足底筋膜炎やアキレス腱炎、疲労骨折を引き起こす可能性があるということです。

 

 

振動刺激を越えて

振動刺激は足裏に伝わる非常に重要な感覚刺激ですが、感覚刺激とはそれだけではありません。もう1つの重要な刺激は、足裏の感触を判断する能力であり、地面が粗いか滑らかかを判断することができます。この情報は、氷の上を歩くような、よりダイナミックなバランスを保つ時に必要です。

このような時に、メルケル盤と呼ばれる機械受容器の1つが登場です。この表在感覚神経は、2点識別と呼ばれ、表面の粗さや質感を判断するために使用されます。表面テクスチャーやインソールのテクスチャーは、足への刺激や、姿勢や歩行に関して最も研究されている側面の1つです。パーキンソン病や多発性硬化症患者の横揺れの減少や、アスリートの脳震盪後の前頭前野の活動の減少に対してなど、その応用は期待できます!

感覚刺激や足の機能に関して、これまであまり注目されてこなかった分野のひとつに、足の痛みがあります。私はこの注目されないという概念を変え、感覚刺激と足の痛みの強い関係を広めていきます。

先に述べたように、足裏の感覚刺激は足裏の内在筋の収縮につながります。内在筋の収縮は、衝撃力を減少させる重要なステップであるだけでなく、内側アーチを作り、体幹と一緒に収縮することが示されています。

 

 

テクスチャーの進化

ナボソは、インソール、ソックス、マット、リリースツールにこのテクスチャーを採用しています。触覚のサイエンスと長年のテクスチャーインソールの研究により、足の痛みに悩む人々に新たな希望を与えるインソールを市場に送り出しました。

ナボソインソールには、パフォーマンス、アクティベーション、ニューロ、デュオの4つの刺激レベルがあります。どんな靴にもフィットし、すべての運動面で自由に動くことができ、厚さはわずか3~4mmです。

 

足の痛みにお悩みの方には、テクスチャーインソールとニューロボールのようなツール、そして毎日5分間のフットリリースを組み合わせることをお勧めします。

偏平足についてお話しましょう!

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