愛知県名古屋市・ピラティススタジオ nano
ピラティスのレッスンでよく使われる「引き上げる」「軸を伸ばす」といった言葉。指導者にとっては自然な表現でも、お客様にとっては感覚としてつかみにくいことがある。痛みや姿勢改善を専門とするピラティススタジオ nanoでは、そうした“伝わりにくい身体感覚”をお客様自身が体感し、日常のセルフコンディショニングへとつなげていくためにナボソ製品を活用している。
特に、言葉だけでは伝わりにくい足裏感覚や身体のつながりを体感として伝えるツールとして、ナボソマットやニューロボールをレッスンに導入。今回は、ピラティススタジオ nano代表の亀谷なおみさんに、スタジオが大切にしている指導の考え方、ピラティスにおける足裏感覚の重要性、そしてナボソ製品がもたらしている価値についてお話を伺った。
「かかりつけトレーナー」として、身体を整える場所に
【ピラティススタジオ nanoについて教えてください】
「かかりつけ医のように、かかりつけトレーナーとして、みなさまに気軽に来ていただきたい」。そんな思いから、痛みや姿勢を改善する専門スタジオとして、ピラティススタジオ nanoを立ち上げました。
私たちは、ピラティスを“身体を改善するための一つのツール”として取り入れています。
もともと私自身、トレーニングをしていても「なんだか身体が変わらないな」と感じた経験がありました。当時は今ほど「インナーマッスル」という言葉も一般的ではありませんでしたが、身体は外側だけでなく、内側から整えていくことが大切なのだと気づいたのです。
スタジオとしての最終的な目標は、お客様自身が自分の身体を整えられるようになること。つまり、自重を使ってセルフコンディショニングができる状態を目指しています。

「自分で身体を変えたい」という方が通い続けている
【どのようなお客様が多く通われていますか?】
大きく分けると、痛みがある方と、痛みはないけれど今後のために身体を整えたい方の2パターンに分かれます。痛みのある方は、整形外科や整体に通うだけではなかなか変化を感じられず、「自分で動いて変えていかなければいけない」と感じて来られる方が多いです。最近は、整形外科や整体の先生からピラティスを勧められて来られる方も増えていますね。
一方で、痛みはなくても「これから自分で身体を整えていくためにピラティスを使いたい」という方もいらっしゃいます。ピラティスブームもあり、20代、30代の方も増えてきました。ただ、長く通い続けてくださる方は、やはり「自分で身体を根本から変えたい」という意識を持っている方が多いです。単に「ピラティスがやりたい」という入口の方よりも、「身体を根本から変えたい」という方のほうが、継続につながりやすいと感じています。
大切なのは、「その人に必要なこと」を伝えること
【ピラティスを指導する上で、特に大切にしていることは何ですか?】
一番大切にしているのは、「お客様を観察すること」です。
今、ピラティスという言葉は広まっていますが、お客様が思っているピラティスと、私たちが学び、伝えようとしているピラティスには、かなりズレがあることがあります。例えば、「激しく運動しなくても痩せる」「スタイルが良くなる」といったイメージで来られる方もいます。もちろん身体は少しずつ変わっていきますが、まずはそこをきちんとすり合わせておかないと、「思っていたのと違った」ということになってしまいます。
だからこそ、お客様の理解度や目的、どれくらい本気で取り組みたいのかを見ながら、伝える内容を調整しています。同じ方でも、その日によって身体の状態も受け取り方も違います。だからこそ、観察することが大切です。
「トレーナーよがりにならないこと」が大切だと思っています。
ピラティスはとても細かい知識が必要で、私たちも学び続けています。しかし、その知識がお客様にとって今必要でないなら、あえて言わないことも大切です。細かく伝えすぎることで「難しい」と感じてしまう方もいます。だからこそ、学んだことを全部話すのではなく、その方に必要なことを、必要な分だけ伝えるようにしています。

出合いは、「感覚」を探していたことから始まった
【どのようなきっかけでナボソ製品を知りましたか?】
きっかけは、ファシアについて学びながら通っていた、豊川の「コンディショニングブリッジ」でした。そこで指導を受けていた四ノ宮先生は、整形外科で15年以上の経験を持ち、U-18侍JAPANにも帯同されている方です。
その先生から「このボールの上に座り、座骨周りを緩めるといいよ」とナボソを勧めていただいたのが、最初の出合いでした。
ニューロボールが置いてあるのは知っていたのですが、自分から手に取ることはありませんでした。でも実際に話を聞いてみると、「2つに割れる」というところがすごく良いなと思ったんです。日常生活では、両足がいつも揃っているわけではありません。歩く時も立つ時も、左右の足は別々に働いています。だから、両足を別々に使えるものをずっと探していました。
そこに、ナボソのように割って使えるものが出てきたので、「こんなのあるんだ」と驚きました。さらに、ナボソ独自のテクスチャー*の話も聞いて、これは良さそうだなと感じました。
*ナボソのほとんどの製品には、足に刺激を与えるための独自の形状・高さ・間隔を取り入れ開発された米国特許取得済み(米国特許第11642279号)のテクスチャーが採用されています。

「痛い・気持ちいい」で終わらない、“気づき”があった
【初めてナボソ製品を使った印象はいかがでしたか?】
足裏をほぐすツールは他にもあります。でも、探していたのは、ただ硬いものや痛いものではなく、「違う」という感覚を得られるものでした。
ナボソは、転がらず、「ながら」でも取り入れやすい。しかも、ほぐすだけではなく、「気づき」につながるところが他のツールとの大きな違いでした。足の裏に当たって「痛い」「気持ちいい」で終わるのではなく、お尻や身体の他の部分にも意識がつながっていく。足裏だけで完結しない感覚がありました。
5本指ソックスも同じで、履いて歩くだけで足裏を意識するようになったんです。歩いている時に「あ、ちゃんと体重が乗れていないな」と気づくようになりました。そうやって、日常の中で足裏を気にすることが自然になったのは、とても大きかったと思います。
「踏んでいるだけでいい」から、日常に取り入れやすい
【数あるツールやブランドの中で、ナボソを選んだ決め手は何でしたか?】
決め手は、日常に取り入れやすいことと、感覚へのアプローチが明確だったことです。
足裏を刺激するツールはたくさんあります。硬いものもあれば柔らかいものもありますし、ボール状のものもあります。ただ、硬すぎるものはピンポイントになりすぎて体重を乗せにくい。柔らかすぎても感覚が入りにくいですし、ボール状のものは転がってしまう。
その点、ナボソは、踏める。巻ける。転がらない。そして、ただほぐすだけではなく、感覚神経へのアプローチまで考えられている。そこが、他のツールとは違うと感じました。
お客様におすすめする上でも、
「踏んでいるだけでいいですよ」
「履いて歩くだけでいいですよ」
と伝えられる手軽さがあります。
日常の中で続けられることは、すごく大きな価値だと思います。

身体が変わる前に、まず“気づき”が必要
【ナボソ製品を使って、どのような変化や価値を感じましたか?】
最初に感じたのは、「使いやすい」ということでした。自分で使ってみて、「ながら」でできるのがすごく良いなと。足裏に当てて終わりではなく、踏んでいることで自分の身体の状態に気づける感覚があったのです。
それまでも足裏をほぐすものは使っていましたが、ナボソは「痛い」「気持ちいい」だけでは終わりませんでした。足裏を通して、お尻への体重のかけ方や、身体のつながりに意識が向く。そこがとても新鮮でした。
また、靴下のように日常の中で使えるものは、毎日足裏を意識するきっかけになります。レッスンの中だけでなく、家で歩いている時や何かをしながらでも、「今、ちゃんと踏めているかな」と考えるようになりました。
「身体が変わる前には、まず“気づき”が必要です。」
ナボソは、その気づきを日常の中に自然に入れてくれるものだと感じました。
ピラティスの“わかりにくい感覚”を、足裏から体感へ
【ピラティスの指導において「足の感覚」や「足元」はどのように重要だと感じていますか?】
ピラティスでは、「引き上げる」「軸を意識する」「脊柱を引き伸ばす」といった言葉がよく使われます。ただ私自身も最初にピラティスを始めたころは、「引き上げるってどういうこと?」「脊柱を引き伸ばすってどういうこと?」と感じていました。
足裏が大事だという認識は以前からありましたが、それが全身とどうつながるのかが、自分の中でうまく結びついていませんでした。しかし、ナボソ製品を使ったり、セミナーに参加したりする中で、「こうやって身体をつなげていくんだ」ということが理解できるようになりました。
ピラティスは、リフォーマーで仰向けになったり、横向きになったりする動きも多く、意外と床を踏む時間が少ないのです。だからこそ、レッスンの中に立位を取り入れることを徹底しています。60分のレッスンの最後は、必ず立位で終わる。マットを敷いて、実際に足裏で床を感じてもらう。そうした足の感覚を入れることで、リフォーマーでの動きも感じ取りやすくなります。

「難しい説明を10分するより、1分ナボソに乗ってもらう方が伝わることがあります。」
「引き上げる」という言葉だけではつかみにくい感覚も、ナボソの上に立つことで体感しやすくなります。お客様からも「ちょっと違う」「こうやって足裏で床を踏むんだ」と言っていただくことがありますよ。
ピラティスの難しい感覚を、言葉だけで説明するのではなく、体感として伝えられる。
そこに、足裏の感覚やナボソの価値があると思います。
レッスンだけでなく、“日常”につながるツール
【ナボソ製品をどのように活用していますか?】
マットは主に床に置いて使っています。片足で行う種目もあるのでその時に敷いたり、仰向けで両膝を立てるような姿勢でも、足裏が床につく場面ではできるだけ使うようにしています。フットバーに巻いて使うこともありますし、座位のポジションで座ってもらうこともあります。
レッスンの中で特別な時間を作るというより、足裏が接地する場面に自然に入れていく感覚です。
履くだけ」「立つだけ」だから続けやすい
【お客様の反応はいかがですか?】
お客様は一般の方が圧倒的に多いので、なるべく手軽に取り入れたいという方が多いです。そのため、「踏んでいるだけでいいですよ」「履いて歩くだけでいいですよ」とお伝えしています。マットについては、他の商品より少し値は張りますが、健康への意識が高い方は購入されますね。
ニューロボールは「踏んでいるだけでいい」と伝えると、取り入れてくださる方がいます。大切にしているのは、家で習慣化してもらうことです。
「運動を3回×5セットやりましょう」と言っても、続けるのは難しいですよね。でも、
- 履いているだけ
- 立っているだけ
- 料理しながら踏んでいるだけ
なら、日常の中に取り入れやすい。そこが、お客様にも受け入れられやすい理由だと思います。
日常の中で、身体の使い方に気づいていく
【実際に使い続けている方に共通する特徴はありますか?】
共通しているのは、自分の身体を良くしたいという意識がある方です。
「自分の身体を自分で整えたい」「痛みをどうにかしたい」「今後のために身体を変えていきたい」という方のほうが、継続して使われている印象があります。
また、日常の中で無理なく取り入れられる方も続きやすいです。洗面台の下に敷く、台所で料理をしながら踏む、靴下を履いて歩く。そういう形で、特別な運動としてではなく、生活の中に組み込める方は、習慣になりやすいと感じています。

【印象に残っているお客様の声やエピソードがあれば教えてください】
印象に残っているのは、洗面台の下にマットを敷いて使ってくださっているお客様の声です。顔を洗う時に腰が痛くなるという方は少なくないと思います。その方は、毎日顔を洗うときにナボソを踏むようにしていました。
すると、「ナボソの上に立っているからなのか、腰が痛くない」と話してくださいました。
もちろん、それがすべてナボソだけの効果だと断定するものではありません。ただ、日常の中で足裏を意識することが、身体の使い方に気づくきっかけになっているのだと思います。
ほかにも、感覚の高い方は「自分が足裏で地面をどう踏んでいるか、常に気付くようになった」と言ってくださることがあります。そういう言葉を聞くと、ただ道具を使っているのではなく、お客様自身が自分の身体に気づき始めているのだと感じます。
「売る」より、“価値をきちんと伝えたい”
【スタジオで製品を取り扱うことに、最初不安はありましたか?】
最初から「これは、売れる」と思っていたので、あまり不安はありませんでした。
もちろん、こちらがきちんと価値を伝えられていなければ、製品の良さも伝わりません。テクスチャーがあることの素晴らしさそして、その理由を理解し的確に伝えていく必要があります。
マットは少し良いお値段だと感じる方もいるかもしれません。ただ、商品の価値を考えると、高すぎるものだとは感じていません。私自身、他社製品を使っていたこともあるので、その違いをきちんと伝えながら、もっと浸透させていきたいと思っています。
お客様からも「いいですね」と言っていただくことが多く、ネガティブな反応はほとんどありません。スタジオに来てくださっている方は、比較的感度が高く、「ちゃんと身体を変えていきたい」という意識を持っている方が多いので、受け入れられやすいのだと思います。

ナボソは、“共通言語”にもなっている
【ナボソ製品はスタジオにどんな価値をもたらしていると感じますか?】
私たちは、セルフコンディショニングをゴールにしています。スタッフによって、最後にお客様へかける言葉や家で何をしてもらうかの伝え方に差が出ることがあります。
しかし、ナボソ製品があることで「お家で踏むだけでもやりましょうね」「ちゃんと立ちましょうね」といった声かけがしやすくなりました。
スタジオにはスタッフが15人います。指導スキルを揃えていく上でも、最後に伝えることをまとめやすくなったのは大きいです。
「ナボソは、レッスン中の指導だけでなく、家でのセルフコンディショニングにつなげる“共通言語”にもなっています。」
「感覚」を伝えたい指導者へ
【ナボソ製品の導入を検討しているピラティススタジオや指導者へメッセージはありますか?】
ピラティスは、最終的には立位で生活するためのものだと思っています。多くの指導者の方も、レッスンの中に立位を取り入れていると思います。
そこにナボソを入れると、お客様が感覚をつかみやすくなります。「軸を伸ばす」「引き上げる」といった、トレーナーが当たり前に使っている言葉を、お客様に“体感”として伝えるサポートになると思います。
ナボソは、ただ「ほぐす」「鍛える」というだけのものではありません。
「お客様自身が、自分の身体の状態に気づくためのツール」
だと思っています。
身体を良い状態に変えていくためには、指導者が言葉をかけるだけではなく、お客様自身が自分の身体に気づくことが必要です。
その「気づき」を与えやすくしてくれるところが、ナボソの大きな価値だと思います。

【どんなスタジオ・指導者に特におすすめしたいですか?】
お客様に「感覚」を強制するのではなく、自ら気づき、自身の体を内観する楽しさを知っていただき、自ら動く習慣をつけていただきたいといったスタジオや指導者には、特におすすめしたいです。
ピラティスは、言葉だけで伝えようとすると難しくなりやすい部分があります。私自身、多くのレッスンを受ける中で、難しいことをたくさん言われるほど、かえって理解が追いつかなくなるときがありました。だからこそ、難しいことを難しいまま伝えるのではなく、どうやってお客様にわかりやすく体感してもらうかが大切だと思っています。
ナボソは、そのサポートになるツールです。
- お客様に自分の身体に気づいてほしい
- レッスンの効果を日常につなげたい
- セルフコンディショニングを習慣化してほしい
そう考えているスタジオや指導者には、取り入れる価値があると思います。
プロフィール
亀谷 なおみ
ピラティススタジオ nano 代表
-
- Peak Pilates フル認定
- BODY CONTROL PILATES 認定 産前・産後マタニティピラティス
- Pilates Movement Space 認定 BASIC&マットワーク
- ピラティス with フレックスクッション マスタートレーナー
- KINESIS GOLF
- スポーツセラピストケア(筋膜)
<ピラティススタジオ nano 公式サイト>
<ピラティススタジオ nano 公式Instagram>

ピラティススタジオ nanoで活用している主なナボソ製品
レッスンや日常のセルフコンディショニングのサポートとして、主に以下の製品を活用しています。
- ニューロボール
足裏や座骨周辺への感覚入力、セルフリリースに活用。 - スプレイ
足指を自然に広げることで足本来の機能をサポート。 - マット
立位エクササイズや片脚種目、足裏の接地感覚を高めるために使用。 - ソックス
日常生活の中で足裏への意識を高め、歩行時の感覚入力をサポート。 - ピラティスリフォーマーキット
リフォーマーにナボソ独自のテクスチャーを取り入れられる専用キット。
これらのナボソ製品は、足裏への感覚入力を通じて、身体への気づきやセルフコンディショニングをサポートするツールとして活用されています。




