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扁平足についてお話しましょう!

扁平足についてお話しましょう!

人間の足は、1日に5,000回以上、歩く地面に適応し、衝撃を吸収し、私たちの一歩一歩を進めています。

このような基本的な動作は、どのような仕組みで行われているのでしょうか。

 

それが「プロネーション」です。

 

 

 

プロネーション(回内)とは?

プロネーションは、足のロックを解除する動作と定義され、後足部と中足部の関節を含む複雑な3面の動きです。

プロネーションは、足の内側への回転、いわゆる外反、とアーチの低下を伴うのが一般的です。

この足裏のロックが解除されることで、足裏は衝撃力に対して可動性を持ち、減速することができるのです。

プロネーションは足の機能にとって重要なものですが、他と同様に、いきすぎると悪いことが起こります。

 

 

 

オーバープロネーション(Over-Pronation)(別名:「扁平足」)

オーバープロネーションとは、ロック解除や外反の度合いが、衝撃力を吸収するために必要な範囲を超えている状態のことです。

オーバープロネーションには、以下のような要因があります。

  • 靭帯の緩み
  • 足の筋力低下
  • 股関節の筋力低下
  • 足首の可動域制限

 

扁平足についての詳しい解説はこちら

 

 

 

主な症状

足のプロネーションの程度が大きくなると、足の軟部組織にストレスがかかり、足底筋膜炎、後脛骨筋腱炎、内側足首の痛み、さらには外反母趾の原因となることがあります。

足部の統合的な機能により、足部のオーバープロネーションは、下肢や骨盤へのストレスも引き起こす可能性があります。

オーバープロネーションは、以下のような症状と関連することが少なくありません。

  • シンスプリント
  • 膝の痛み
  • 腰痛
  • 仙腸関節の痛み

 

 

 

自分でできるケア

オーバープロネーションの原因によって、推奨されるケア方法は若干異なりますが、最も一般的なケア方法には以下のようなものがあります。

 

 

インソールナボソインソール

 

  • サポート力のあるフットウェア

 

 

 

  • 足と股関節の強化

 

 

機能的に足を診察する場合、オーバープロネーションの原因にかかわらず、すべての患者が何らかの足の可動域エクササイズと強化プログラムを受けます。

 

足には日常的に要求されることが多いため、毎日朝晩5分間、ニューロボールのようなツールを使って足のマッサージを行うことが重要です。

さらに、片足立ち、ショートフットエクササイズ、ピラティスなど、集中的に足を強化することは、足の筋肉を連動させるための素晴らしい方法です。

 

 

扁平足が気になる方は、お近くの足の専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか?

足の痛みと感覚刺激の関係

足の痛みと感覚刺激の関係

人間の足を思い浮かべてください。そこから、裸足で立っている人、そして裸足で歩いている人を思い浮かべてみてください。

足が地面に接地し、衝撃を受けて変形し、ほんの数ミリ秒後に再び安定し、押し出されるのが見えますか?

 

人間の動きを考えるとき、どうしても関節が動き、筋肉が収縮することに目がいきがちです。

また、足の機能についても、偏平足、ハイアーチ、回内、回外など、すぐにそのメカニズムについて考えてしまいます。

しかし、より深く人間の動きを科学すると、見た目だけではわからないことが見えてくるのです。

 

足部機能の2つの側面  

私はEBFA (Evidence Based Fitness Academy) グローバルの代表として講義をするときや、患者さんに話をするとき、足の機能(と機能障害)にはバイオメカニクスと神経筋の2つの側面があることをいつも強調します。どちらも足の機能において重要な役割を担っており、評価されるべきです。しかし、どちらかのアプローチだけ念頭に置いて足の痛みを治療することは、本質的に欠陥が生じてしまいます。

ほとんどの足病医の学校では、足の機能と足の病理学について、バイオメカニクスの観点のみから教えられています。つまり、すべての患者が足のモビリティをテストされ、アーチの高さと足のタイプを診るために静的に立つように言われます。このように足に焦点を当てたバイオメカニカルアセスメントと足の分類システムに基づいて、患者の怪我の原因や治療方法が決定されます。

その結果、動きをコントロールするためのフットウェアやカスタマイズされた装具が、バイオメカニクス視点からのコントロールや痛みを軽減することを目的として用いられるのです。

 

バイオメカニクスを越えて

足部機能については、神経筋の観点から、感覚刺激と筋膜システムのサイエンスを組み込んでアプローチされるべきです。神経筋機能の場合、すべての患者は足底の機械受容器の感度と、足部と体幹のつながりを診ていきます。ミニマルフットウェア(より裸足に近い靴)の役割、筋膜リリース、呼吸パターン、代償パターン(より体の中心に近いところの)など、すべてが考慮されます。

では、どちらがより適切なのでしょうか?

それは人それぞれです。あるケースでは、よりバイオメカニクス的な影響が強く、またあるケースでは、より感覚的な影響が強くなります。 つまり、この2つのアプローチの組み合わせが、患者にとって最も良い結果をもたらすのです。

 

足の痛みにおける感覚的刺激

私の診療と足病医としてのキャリアは、感覚刺激が足の機能と足の痛みに重要な役割を果たすことを広めることが中心です。私たちが一歩一歩踏み出すたびに、衝撃力は振動として足に入ってきます。この振動は、足底の機械受容器を刺激し、足底の内在筋(小さな筋肉)の共収縮を通じて衝撃力を調整するために使われます。この共収縮により、足が硬くなったり、強くなったりする反応が起こります。

NiggらやRobbinsらの研究者は、足底の感覚刺激と内在筋力の間に直接的な関係があることを実証し、一方が他方に必要であると結論付けています。つまり、クッション性の高い靴や装具によって足裏の感覚刺激が遮断されると、足底筋膜炎やアキレス腱炎、疲労骨折を引き起こす可能性があるということです。

 

 

振動刺激を越えて

振動刺激は足裏に伝わる非常に重要な感覚刺激ですが、感覚刺激とはそれだけではありません。もう1つの重要な刺激は、足裏の感触を判断する能力であり、地面が粗いか滑らかかを判断することができます。この情報は、氷の上を歩くような、よりダイナミックなバランスを保つ時に必要です。

このような時に、メルケル盤と呼ばれる機械受容器の1つが登場です。この表在感覚神経は、2点識別と呼ばれ、表面の粗さや質感を判断するために使用されます。表面テクスチャーやインソールのテクスチャーは、足への刺激や、姿勢や歩行に関して最も研究されている側面の1つです。パーキンソン病や多発性硬化症患者の横揺れの減少や、アスリートの脳震盪後の前頭前野の活動の減少に対してなど、その応用は期待できます!

感覚刺激や足の機能に関して、これまであまり注目されてこなかった分野のひとつに、足の痛みがあります。私はこの注目されないという概念を変え、感覚刺激と足の痛みの強い関係を広めていきます。

先に述べたように、足裏の感覚刺激は足裏の内在筋の収縮につながります。内在筋の収縮は、衝撃力を減少させる重要なステップであるだけでなく、内側アーチを作り、体幹と一緒に収縮することが示されています。

 

 

テクスチャーの進化

ナボソは、インソールソックスマットなどさまざまなリリースツールにこのテクスチャーを採用しています。触覚のサイエンスと長年のテクスチャーインソールの研究により、足の痛みに悩む人々に新たな希望を与えるインソールを市場に送り出しました。

ナボソインソールには、アクティベーション、ニューロ、デュオの3つの刺激レベルがあります。どんな靴にもフィットし、すべての運動面で自由に動くことができ、厚さはわずか3~4mmです。

 

足の痛みにお悩みの方には、テクスチャーインソールとニューロボールのようなツール、そして毎日5分間のフットリリースを組み合わせることをお勧めします。

ニューロボールを使ったフットリリースの動画を観ながら、ぜひ一緒に試してみてください。より分かりやすいですよ!

 

 

違いは “刺激のレベル”! あなたに最適なナボソ インソールはどれ?

違いは “刺激のレベル”! あなたに最適なナボソ インソールはどれ?

ナボソ インソール のそれぞれの違いは何ですか?」と聞かれることが多くあります。その違いは “刺激のレベル” です。
これにより、さまざまなレベルの刺激を段階的に与えていくこともできますし、刺激を交互に使う「テクスチャーバリエーション」という方法でも使えます。

 

テクスチャーの力

ナボソインソールは、足裏の皮膚を科学した、米国特許取得済み(*米国特許第11642279号)の独自テクスチャーデザインが特徴です。足裏には特殊な神経が集まっており、質感、振動、皮膚の伸張など、様々な刺激に敏感に反応する神経があります。

すべてのナボソテクスチャーは、足裏のSA1メルケルディスク神経にアプローチします。この神経は、私たちが手で点字を読むのに使っている繊細な神経と同じものなのです。

足裏を刺激することで、脳や体と足や動作を結び付けることができるのです。より感覚がよくなれば、動きもよくなる!いい動きをしたいですよね?

 

 

 

インソールを体験

段階的な刺激により、お客様のニーズや足裏の感覚をもとに、一人ひとりに合った体験を提供します。

初めて足裏を刺激する方、足裏が敏感な方は、一番刺激の弱いパフォーマンスインソールから始めることをお勧めします。

もしアクティブで、一日中立ちっぱなし、もしくは足を強くしたいと考えている方には、もう一段階強いレベルのアクティベーションインソールをお勧めします*。ナボソインソールの中で最も人気の高いインソールです!

*現在は取り扱いを終了しています

 

転倒やバランスに不安を感じているのであれば、ナボソの中でもニューロインソールをお勧めします。

そして最後に、これまでのナボソインソールの中で最新のインソール、デュオインソールです。シリコンで作られたインソールは、2つのレベルの刺激を提供する両面インソールです。ナボソインソールを毎日履きたいという方には、ぜひおすすめです。

 

 

 

テクスチャーバリエーション

それぞれのインソールは、足への刺激が微妙に異なるため、2種類のインソールを交互に使用することをお勧めします。

ジムでクロストレーニングをしたり、クロスワードパズルをしたりして脳に刺激を与えるのと同じように、刺激のバリエーションが神経可塑性を促進すると考えてください。

【成人の3~5%!】外反母趾の進行予防【保存療法とは】

【成人の3~5%!】外反母趾の進行予防【保存療法とは】

外反母趾と聞くと、長年履きなれない靴を履き続けたお年寄りの足を想像する人が多いかもしれません。しかし、驚くことに、外反母趾は高齢者だけの症状ではないのです。実際、成人の約3~5%が外反母趾で、その平均発症年齢は20~30代と言われています。

では、外反母趾とはどういう症状で、防ぐためには何をしたらいいでしょうか? 今回は、外反母趾の原因、症状、治療、予防などの基本情報をレビューします。

 

 

 

 

外反母趾の解剖学

外反母趾は、足の内側の母趾関節の近くにある骨のこぶです。中足骨の不安定性や靭帯のゆるみにより、第1中足骨という足の長い骨がずれることで形成されます。また、第1中足骨が外側にずれ始めると、足の裏の小さな筋肉によって、母趾が小趾側に引っ張られるようになります。このように第1中足骨と母趾が相反してずれることで、関節のアライメントが崩れ、軟骨がずれてしまうのです。

 

 

症状

外反母趾の症状は、外反母趾の大きさや軟骨からの逸脱の度合いによって大きく異なります。軽度の外反母趾は、靴の中の窮屈感、隆起部の炎症、母趾を極端に曲げた時の痛みなどがあります。一方、重度の外反母趾の場合は、隆起部の滑液包炎、母趾の可動域制限、関節炎による母趾の痛み、第2趾の押し出しや交差が見られるようになります。

 

 

原因

外反母趾の形成を靴のせいにしたいのはやまやまですが、これは最も一般的な原因ではありません。足の形、アーチの強さ、靭帯のゆるみなどが外反母趾の最大の原因です。過度な外反や柔軟な扁平足は、第1中足骨を安定させるための関節が不安定になります。不安定な足で歩いたり、走ったり、ジャンプしたりすると、第1中足骨の変形が始まります。これに加えて、足の筋肉が弱く、靭帯がゆるんでいると、外反母趾になりやすいのです。

 

 

治療方法

外反母趾の多くは、第1中足骨の変形をともなうため、構造的な変形であり、手術しないと元にもどりません。もし手術による矯正に関心がないのであれば、症状をコントロールし、外反母趾の進行を遅らせることにフォーカスするべきです。

【もっとも一般的な外反母趾の保存療法】
・幅の広い靴
・足指セパレーター
・隆起部分へのパッド
・関節へのコルチゾン注射

 

 

症状進行の予防

足の筋力と中足部の安定性を最適化することは、外反母趾の進行を遅らせる、あるいは一時的にでも止めるための重要なポイントです。カスタマイズされた装具、テクスチャーインソール、ショートフットなどの足のエクササイズ、足指セパレーター、臀部の筋力強化などは、外反母趾の進行予防のために重要です。

 

 

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