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手は「第二の脳」! 超高齢社会を支える、健康な手のつくり方

手は「第二の脳」! 超高齢社会を支える、健康な手のつくり方

日常生活における手の役割とその重要性

ナボソは足にフォーカスしていますが、もう一つ、私達がかなりこだわっている複雑で機能的な体の部位、それが手です。
「超高齢社会」に突入した日本において、また「健康で長生きしたい」と願う私たちにとって、手の健康は見過ごしたくない重要課題のひとつといって良いでしょう。

27個の骨、29個の関節、100以上の靭帯と筋肉で構成される私たちの手。毎日の生活のあらゆるシーンで活躍しています。スマートフォンやPCの操作、家事、趣味、さらにはスポーツにおいても、手は極めて重要な役割を担っています。しかし、同時に長時間のデジタル機器使用や反復動作は、手の筋肉や関節、さらには指先の細かな感覚に負担をかけ、劣化させるリスクがあります。

 

 

手の健康が損なわれると、単に握力の低下や指先の不調だけでなく、日常生活の質が大きく影響を受ける可能性があります。さらに、手と脳は密接な関係にあり、手からの感覚刺激や運動が脳の活性化につながる可能性が近年の研究でも示唆されています。

たとえば、英国の中高年男女約20万人を対象とした研究*¹では、中年期に握力が低かった人ほど、その後認知機能に問題が生じるリスクが高いことが明らかになりました。日常的な手の運動が脳の活性化や健康維持に寄与する可能性が示されています。日本でも、筑波大学の調査*²で握力がフレイルや認知症の進行と関連していることが報告され、手のコンディショニングが高齢者の健康維持において重要な要素であることが支持されています。

 

「ハンドアクティベーションキット」で実現する健康な手づくり

そんな手の健康をサポートするために、私たちが新たに開発したアイテム、それが「ハンドアクティベーションキット」です。

ナボソ ハンドアクティベーションキット

ナボソのハンドアクティベーションキットは、手と指の感覚をしっかりと刺激し、筋肉のリリースや強化を促すためのシンプルで効果的なツールです。

 

 

《製品の特長》

  • 独自のテクスチャーによる感覚刺激
    3種類のボールは、すべて米国特許取得(米国特許第11642279号)のナボソ独自テクスチャーで覆われています。これにより、手と指に適度な抵抗と刺激を与え、日常の動作では得られない新たな感覚アクティベーションを実現します。
  • 人間工学に基づくデザイン
    ボールごとに異なる抵抗力、大きさ、形状が設定されており、握力強化、指先の感覚向上、硬くなった筋肉のリリースという目的に応じて使い分けることができます。シーンや目的に合わせた柔軟なトレーニングが可能です。
  • 多様なシーンでの活用
    アスリートの方々やスポーツを楽しむ皆さんのアフターケアに、またPCやスマホを多用される方が手指のリリースやケアに、高齢者の方が握力トレーニングやフレイル予防のために、と、さまざまなライフスタイルに合わせた活用が期待できます。

 

健康な手をつくるための簡単ガイド

日々の生活の中で手のコンディショニングを意識することは、手だけでなく全身の健康維持につながります。以下のポイントを参考に、健康な手づくりを目指してみてください。

  1. 定期的な感覚刺激の実施
    ハンドアクティベーションキットを使って、指先や手の平に新たな刺激を与えましょう。普段使い慣れていない筋肉や神経を活性化することで、手のアクティベーションを促します。
  2. 筋肉のリリースとストレッチ
    硬くなった筋肉は、軽いストレッチやリリース運動でほぐすことが大切です。ハンドアクティベーションキットを活用すれば、手の筋肉を無理なくほぐし、柔軟性を保つサポートが可能です。
  3. 日常のケア習慣の見直し
    パソコンやスマートフォンの長時間使用による手の疲労を感じたら、短い休憩時間に手の運動やケアを取り入れましょう。適切なコンディショニングは、手の健康維持だけでなく、脳への刺激としても働き、全体のパフォーマンス向上に寄与します。

 

 

ナボソは、手の健康が生活の質や活動の幅を広げる重要な要素であると考えています。大人から子どもまで、毎日何気なく当たり前のように使っている手。その手には、あなたや大切の人の未来の健康が握られています。今までの手への意識をアップデートする良い機会です!

会社のデスクに、車に、手のすぐ届くところにボールを置いておくのも良いですし、軽くてかさばらないのでバッグにひとつ忍ばせておくのも手です。ハンドアクティベーションキットを通じて、毎日の感覚刺激やアクティベーション、そしてコンディショニングを実践し、健康な手で豊かな日常を実現してください。詳しくはこちらから!

 

 

*¹ Duchowny KA, et al. JAMA Netw Open. 2022;5(6):e2218314.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/34/1/34_12/_pdf

【指・手のひら・手首】“手” に刺激を! 健康な手と握力のための3つのステップ

【指・手のひら・手首】“手” に刺激を! 健康な手と握力のための3つのステップ

ナボソは “足” が大好き!なのは言うまでもないですが、もうひとつの魅力的で複雑かつ機能的な身体の部位として、私たちは “手” にもこだわっているんです。

27の骨、29の関節、100以上の靭帯と筋肉で構成される人間の手は、さまざまな仕事をこなすために絶妙に進化してきました。握力や手先の器用さ等からもわかる手の機能は、健康状態を予測するうえでも重要といわれています。

手の健康を健康長寿のための一手段に組み込むために、私たちは感覚刺激、可動性、筋力へのアプローチを含む晴らしいプログラムを作りました。

 

 

 

ステップ1 – 手の可動性

手と手首には30以上の筋肉があり、関節のストレスや手のこわばりを防ぐには、これらの筋肉の可動性と回復が重要です。スクロール、タップ、スワイプなど、スマートフォンの使用が増えたことで、手根管症候群(手首のしびれや痛み)や “スマホ指”(腱鞘炎の一種)の有病率が高まっています。

このような反復的な手のストレスを避け、食料品やスーツケースを持ち上げるなど、より機能的な目的で手の健康を守るために、握力を必要とするワークアウトの前と毎日の終わりに、5分間のハンドリリースを行うことをオススメします。

 

 

 

ステップ2 – 手の感覚刺激

手のひらには17,000以上の機械受容器があり、環境中の物体を読み取り、操作しているって知っていましたか? これはなんと足の20倍以上にもなるんです!

体性感覚皮質の25%以上を占める手のひらからの刺激は、視覚系や前庭系と深く結びついています。これらすべての感覚入力システムは、チームとして連携し、全体的な動きのコーディネーションを強化します。

ナボソのニューロボールセンサリースティックを、手の準備運動に取り入れることをお勧めします。

 

細部まで心地よく刺激する2WAYコンディショニングボール「ナボソ ニューロボール」

 

手のひらを刺激することで理想的な姿勢やカラダのバランスを目指す「ナボソ センサリースティック」

 

 

ステップ3 – 手の強度

最適な手の健康を維持するための最終ステップは筋力であり、足と同様に手の筋力も体幹と深く結びついています。合的な観点から手の強度にアプローチすることで、より高い効果が期待できます。

 

総合的な手の強度を最適化する際には、足と体幹をしっかりとつなげることから始めましょう! ナボソ ニューロボールを両手に持って行うショートフットエクササイズをオススメします。

 

 

 

 

手や足、全身の動きの最適化については過去のブログをぜひご覧ください!

 

足の痛みと感覚刺激の関係

足の痛みと感覚刺激の関係

人間の足を思い浮かべてください。そこから、裸足で立っている人、そして裸足で歩いている人を思い浮かべてみてください。

足が地面に接地し、衝撃を受けて変形し、ほんの数ミリ秒後に再び安定し、押し出されるのが見えますか?

 

人間の動きを考えるとき、どうしても関節が動き、筋肉が収縮することに目がいきがちです。

また、足の機能についても、偏平足、ハイアーチ、回内、回外など、すぐにそのメカニズムについて考えてしまいます。

しかし、より深く人間の動きを科学すると、見た目だけではわからないことが見えてくるのです。

 

足部機能の2つの側面  

私はEBFA (Evidence Based Fitness Academy) グローバルの代表として講義をするときや、患者さんに話をするとき、足の機能(と機能障害)にはバイオメカニクスと神経筋の2つの側面があることをいつも強調します。どちらも足の機能において重要な役割を担っており、評価されるべきです。しかし、どちらかのアプローチだけ念頭に置いて足の痛みを治療することは、本質的に欠陥が生じてしまいます。

ほとんどの足病医の学校では、足の機能と足の病理学について、バイオメカニクスの観点のみから教えられています。つまり、すべての患者が足のモビリティをテストされ、アーチの高さと足のタイプを診るために静的に立つように言われます。このように足に焦点を当てたバイオメカニカルアセスメントと足の分類システムに基づいて、患者の怪我の原因や治療方法が決定されます。

その結果、動きをコントロールするためのフットウェアやカスタマイズされた装具が、バイオメカニクス視点からのコントロールや痛みを軽減することを目的として用いられるのです。

 

バイオメカニクスを越えて

足部機能については、神経筋の観点から、感覚刺激と筋膜システムのサイエンスを組み込んでアプローチされるべきです。神経筋機能の場合、すべての患者は足底の機械受容器の感度と、足部と体幹のつながりを診ていきます。ミニマルフットウェア(より裸足に近い靴)の役割、筋膜リリース、呼吸パターン、代償パターン(より体の中心に近いところの)など、すべてが考慮されます。

では、どちらがより適切なのでしょうか?

それは人それぞれです。あるケースでは、よりバイオメカニクス的な影響が強く、またあるケースでは、より感覚的な影響が強くなります。 つまり、この2つのアプローチの組み合わせが、患者にとって最も良い結果をもたらすのです。

 

足の痛みにおける感覚的刺激

私の診療と足病医としてのキャリアは、感覚刺激が足の機能と足の痛みに重要な役割を果たすことを広めることが中心です。私たちが一歩一歩踏み出すたびに、衝撃力は振動として足に入ってきます。この振動は、足底の機械受容器を刺激し、足底の内在筋(小さな筋肉)の共収縮を通じて衝撃力を調整するために使われます。この共収縮により、足が硬くなったり、強くなったりする反応が起こります。

NiggらやRobbinsらの研究者は、足底の感覚刺激と内在筋力の間に直接的な関係があることを実証し、一方が他方に必要であると結論付けています。つまり、クッション性の高い靴や装具によって足裏の感覚刺激が遮断されると、足底筋膜炎やアキレス腱炎、疲労骨折を引き起こす可能性があるということです。

 

 

振動刺激を越えて

振動刺激は足裏に伝わる非常に重要な感覚刺激ですが、感覚刺激とはそれだけではありません。もう1つの重要な刺激は、足裏の感触を判断する能力であり、地面が粗いか滑らかかを判断することができます。この情報は、氷の上を歩くような、よりダイナミックなバランスを保つ時に必要です。

このような時に、メルケル盤と呼ばれる機械受容器の1つが登場です。この表在感覚神経は、2点識別と呼ばれ、表面の粗さや質感を判断するために使用されます。表面テクスチャーやインソールのテクスチャーは、足への刺激や、姿勢や歩行に関して最も研究されている側面の1つです。パーキンソン病や多発性硬化症患者の横揺れの減少や、アスリートの脳震盪後の前頭前野の活動の減少に対してなど、その応用は期待できます!

感覚刺激や足の機能に関して、これまであまり注目されてこなかった分野のひとつに、足の痛みがあります。私はこの注目されないという概念を変え、感覚刺激と足の痛みの強い関係を広めていきます。

先に述べたように、足裏の感覚刺激は足裏の内在筋の収縮につながります。内在筋の収縮は、衝撃力を減少させる重要なステップであるだけでなく、内側アーチを作り、体幹と一緒に収縮することが示されています。

 

 

テクスチャーの進化

ナボソは、インソールソックスマットなどさまざまなリリースツールにこのテクスチャーを採用しています。触覚のサイエンスと長年のテクスチャーインソールの研究により、足の痛みに悩む人々に新たな希望を与えるインソールを市場に送り出しました。

ナボソインソールには、アクティベーション、ニューロ、デュオの3つの刺激レベルがあります。どんな靴にもフィットし、すべての運動面で自由に動くことができ、厚さはわずか3~4mmです。

 

足の痛みにお悩みの方には、テクスチャーインソールとニューロボールのようなツール、そして毎日5分間のフットリリースを組み合わせることをお勧めします。

ニューロボールを使ったフットリリースの動画を観ながら、ぜひ一緒に試してみてください。より分かりやすいですよ!