私が外科の研修医だった頃、最も辛かったのは、睡眠がとれなかったことではなく、長時間の立ち仕事とそれに伴う腰痛でした。
「正しい姿勢」を覚え、体幹を鍛えようとしても、病院のコンクリートの床で1日12時間勤務するのは、人間の体にとって不自然なことなのです。
長時間の立ち仕事により腰痛に悩んだことがあるという方は私以外にもたくさんいるでしょう。
米国疾病予防管理センター(CBC)は、仕事中の過度の立ち仕事は人間工学に基づく健康リスクであり、米国の医療制度に大きな損失を与えていると発表しています。
看護師、ヘアスタイリスト、警察官、パーソナルトレーナー……私たちの仕事の多くは6時間以上立ち続けることがあります。
その結果、、、
足が硬くなる、ふくらはぎの痛み、腰の筋肉疲労
私が研修医時代に使っていたテクニックで、今ではほとんどすべての患者さんにお勧めしているのが、毎日朝と晩に行う5分間のフットリリースです。
フットリリースは、どのように腰への負担を和らげてくれるのでしょうか?
答えは、筋膜!
足と背中の関係
筋膜の研究の進歩により、足の筋肉はふくらはぎ、ハムストリングス、腰の筋肉とつながり、さらに頭のてっぺんまで続いていることが証明されました。
これは、「スーパーフィシャルバックライン(SBL)」と呼ばれるものです。
SBLは、直立姿勢の身体を支える筋膜のラインとして、頭から足先までのケーブルのような役割をしています。
長時間の立ち仕事は、このラインに沿って走る筋肉全体に硬さを生み出してしまいます。
フットリリースの力
足の裏などSBLに沿ってリリースすることは、足と筋膜ライン全体の緊張をリリースする効果的な方法であることが研究により明らかにされています。
そこで、ナボソニューロボールのようなツールとそれを使ったフットリリースの出番です。
ナボソ ニューロボールはユニークな3-in-1デザインで、2つのドームとして使用でき、人間工学に基づいたフットリリースと、足の循環のための感覚的な刺激を足に加えることができます。
一日中立ちっぱなしで疲れた足をリカバリーしませんか?
参考:日本整形外科学会「腰痛」