11月 6, 2024 | ブログ, 執筆:Dr. Emily Splichal, 目的にあわせたナボソ活用術
運動後のリカバリーと長寿の科学
前回は運動:ランニングと筋力トレーニングがいかに健康長寿につながるかその科学的影響についてお話ししました。今回はそれらの健康に対する影響を最大化する“リカバリー”について掘り下げ、その効果や具体的なテクニック、ツールなどを説明していきます。
運動後のリカバリーは、あらゆるフィットネスプログラムの重要な要素です。リカバリー期間中に身体は自己修復し、運動のストレスに適応し、さらに強くなります。このプロセスは、栄養、睡眠、ストレス管理などの要因に影響される複数の生理的メカニズムに関わります。リカバリーが長寿に与える効果とは:
- 筋肉の修復と成長:特にレジスタンストレーニング後は筋繊維に微小な損傷が発生します。リカバリー期間中に身体はこれらの損傷を修復し、タンパク質合成が促進されます。適切なリカバリーは筋肉の強化に繋がり、長期的な健康的な筋力維持に寄与し、高齢期の移動能力や自立をサポートします。
- エネルギーの回復:運動中に筋肉のグリコーゲンが消費されますが、リカバリー期間中に炭水化物を摂取することで、これらのエネルギーが補充されます。適切なエネルギー補充は、持続的な運動と代謝の健康に欠かせません。
- 炎症の抑制:運動は急性炎症を引き起こしますが、これは自然な回復プロセスの一部です。しかし、慢性炎症は健康に悪影響を及ぼし、年齢に関連する多くの疾患と関連しています。適切な休息と栄養補給を含む十分なリカバリーは、栄養や休息を通じて炎症レベルを調整し、慢性炎症を防ぎ、長寿をサポートします。
- オーバートレーニング症候群の防止:適切なリカバリーがない状態で過度に運動を行うと、疲労やパフォーマンス低下、怪我のリスクが増加します(オーバートレーニング症候群)。適切なリカバリーを確保することで、バランスを保ち、一貫したトレーニングをサポートし、長期的な健康リスクを減少させます。
- 心血管の健康の向上:リカバリーは単なる休息ではなく、ナボソ ニューロスティックのようなアクティブリカバリーツールを活用して血行を改善し、筋肉から老廃物を除去することも含まれます。このプロセスは、心血管疾患のリスクを軽減します。
- 睡眠の質の向上:運動とリカバリーは睡眠の質と密接に関係しています。定期的な運動はより良い睡眠を促進し、リカバリーに必要な修復プロセスが睡眠中に行われます。適切な睡眠は効果的なリカバリーを支え、良いサイクルを生み出します。
- 心理的なメリット:リカバリー期間は、強度の高いトレーニングによる身体的および精神的ストレスからの休息を提供し、バーンアウト(燃え尽き症候群)のリスクを減少させ、幸福感を向上させます。メンタルヘルスはフィジカルヘルスと同様に、より長く健康的な人生をおくる上で大切です。
リカバリーの効果を最大化するためには、適切な栄養、休息、アクティブリカバリーテクニック、ストレス管理などを組み合わせた包括的なアプローチが必要です。これを最適化するナボソの3つのツールを紹介しましょう。
ナボソ ニューロスティックを使ったウェイトトレーニング後のリカバリー
ウェイトトレーニングに取り組む人にとって、リカバリーは筋肉の成長ポテンシャルを引き出すために最も重要です。この段階で活躍するのがニューロスティックです。フィットネスの専門家からも支持されているこの製品は、激しいウェイトトレーニング後のリカバリー期間中における生理反応にアプローチします。
他の一般的なリカバリーツールとは異なり、ニューロスティックにはナボソテクスチャーが付いており、強化された感覚入力とプロプリオセプション(固有受容感覚)を提供します。
ニューロスティックの特徴は、感覚へもプローチすることが期待できる点です。ユニークかつ革新的なデザインとアプローチにより、筋肉のリカバリーだけでなく、皮膚表面の固有受容器にもアプローチします。その結果、筋肉のリカバリーとともに感覚入力も高め、全体的な質の向上が期待できます。また、ニューロスティックは持ち運びしやすく、軽量でジム、自宅、または出張先でのフィットネスルーティンを維持するのに便利です。
ナボソ ニューロボールを使ったランニング後のリカバリー
フィットネスリカバリーにおける革新的なアイデアとして広く知られているニューロボールは、厳しいランニング後の筋肉のリカバリーに新しいアプローチを提供します。このツールは、感覚刺激の原理を利用して、より包括的で効果的な筋肉のリカバリーを促進します。このボールの特性は、感覚入力を高め、皮膚と神経の循環にアプローチする点にあります。
特にランナーは、ニューロボールを使ったリカバリーセッションを日常のルーティンに取り入れることで、大きなメリットを享受できます。筋肉の痛みがある箇所をニューロボールで刺激することで、ランニング後の筋肉の緊張を和らげ、回復プロセスを加速します。強度の高い有酸素運動で生じることの多い筋繊維の微細な損傷の治癒に対してのアプローチとして、気になる部分にニューロボールを押し当てて血流を促進させることは有効だと考えます。
身体的な回復だけでなく、ニューロボールは固有受容感覚(プロプリオセプション)にもアプローチします。固有受容感覚は、身体が空間における位置や動きを認識する能力を表し、アスリートのパフォーマンスを向上させるための重要な要素です。固有受容感覚の向上は、筋肉の協調性を改善し、怪我のリスクを減少させ、今後のランニングセッションの効果を高めます。
ナボソ インソールを使ったリカバリー
ナボソの革新的なインソールは、アクティブな運動だけでなく、日常の歩行中にもパッシブリカバリーをサポートするために設計されています。これらは、固有受容感覚にアプローチする独自のテクノロジーを採用しており、感覚的なフィードバックを強化することで姿勢、バランス、全体的な身体のパフォーマンス向上を促します。
このインソールは、足裏の感覚を目覚めさせ、筋力やバランスの向上に着目した独自のテクスチャーを活用しています。常に感覚刺激を提供する役割を果たし、シンプルな散歩を筋肉の回復や神経の活性化に役立つ強力な手段に変えます。
このインソールを、普段はいている靴やサンダルに入れて日常的に足裏の感覚に刺激を与えることは、運動パフォーマンスの向上や身体の自然な回復プロセスをサポートすることでもあり、日常にリカバリーの要素を組み込むということでもあります。
ナボソのリカバリーツールと共に歩む“健康長寿ライフスタイル”
確かに、運動は健康で長生きするためのカギとなる要素です。しかし、運動の強度がすべてではないことをお忘れなく。運動による幅広いメリットを得るためには、強度よりも継続性が重要です。自分自身のために毎週運動を続け、ライフスタイルに調和した持続可能なルーティンとすることが大切です。しかし、そのためには「エネルギー」が必要不可欠な要素です。
この十分なエネルギーは、適切なリカバリーに集約されます。健康で長い人生への道のりは、汗を流すことや努力だけで作られているわけではありません。運動の後、どのようにリラックスし、エネルギーを補充し、次のセッションに備えるかも同じくらい重要です。
ナボソは、リカバリープロセスを向上させるために綿密に設計された革新的なツールを提供しています。ウェイトリフティングのリカバリー時に使うニューロスティック、ランナーのためのニューロボール、リハビリとしてのインソールなど、ナボソはあらゆる角度からのサポートを考慮しています。
これらのツールをご自身のフィットネスルーティンに取り入れることで、運動後のリカバリーを最適化するだけでなく、日常生活に持続的なリフレッシュをもたらします。この長期的な戦略は、毎週のモチベーションを高め、身体活動と健康長寿のライフスタイルを手に入れる相棒となってくれるはずです!
(参考)
10月 23, 2024 | ブログ, 執筆:Dr. Emily Splichal, 目的にあわせたナボソ活用術
人間は何歳まで生きられるのか
急速な少子高齢化が進む日本。2024年7月に発表されたデータによると、2023年の日本人の平均寿命は3年ぶりに延び、女性が87.14歳、男性が81.09歳になりました*。
この数十年で100歳を超える人の数は着実に増えており、日本においては、2050年頃には100歳以上の高齢者が50万人を超える見通しとされています*。科学的研究によれば、医療、栄養、そして技術の進歩によって、過去数世紀にわたり人間の寿命は延びてきましたが、人間の寿命の上限に関する生物学的限界については科学者たちの間でいまだ議論が続いています。「Nature」誌に掲載された研究によると、人間の寿命の上限が120歳を超える可能性があると提唱する専門家と、上限は114.9歳であるとする専門家の間で意見が分かれています。私たち人間は何歳まで生きられるのでしょうか。
健康で過ごせる期間“健康寿命”を延ばす
人生100年時代、寿命の上限を延ばすだけでなく、豊かで健康的な日常生活をおくれる“健康寿命”について注目されるようになっています。平均寿命が年々長くなっている日本は健康寿命も長く、平均寿命と健康寿命との差が大きくなることが懸念されています(表*)。平均寿命と健康寿命との差が大きくなると、介護が必要な期間が長くなり、生活の質の低下や、医療費・介護給付費などの社会保障負担の増加も危惧されます*。
(表*)世界の平均寿命と健康寿命の差 2019年

遺伝子組み換えや老化を遅らせる薬など、科学者たちによりさまざまな方法が模索され、新しい治療法や薬剤が試されている一方で、今すぐできるアプローチとして、健康的なライフスタイルの選択が推奨されています。具体的には、定期的な運動の習慣が健康寿命を延ばすことに大いに貢献します。例えば、ウェイトリフティングやランニングは健康寿命に関連していることが示されています。
筋力トレーニングが健康寿命にもたらす影響
アメリカ屈指の病院、ロサンゼルスにあるCedars Sinai医療センターで予防心臓病学のディレクターを務めるDr. Martha Gulatiは、「特に筋力トレーニングを行う女性では、心血管疾患による死亡率が30%減少することがわかりました。このように死亡率を減らす効果がある要素は非常に少ないです」と述べています。
これらの健康寿命を促進する特性を本当に活用するための秘密は、活動そのもののトレーニングプロセスだけでなく、その後のリカバリー期間にもあります。リカバリーは、運動や健康法において見落とされがちな側面ですが、これらの活動が提供する利点を最適化するためには非常に重要です。本記事では、ランニングやウェイトリフティングの長寿科学と、それらの健康に対する影響を最大化するための具体的なリカバリーテクニックやツールについて、全2回にわたって詳しく説明していきます。
長生きするためにマラソンランナーやボディビルダーになる必要はない
多くの人が「ランニングや筋力トレーニングによる長寿効果を得るために最低でもどれくらいの努力が必要か?」とよく尋ねますが、実のところ思ったほど多くないかもしれません。ジムに通い詰めたり、トップアスリートのような体力をもつ必要もありません。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、成人は週に2.5〜5時間の中程度の有酸素運動(例:ランニング)または、75〜150分の高強度の有酸素運動を行うことを目指すべきとされています。これに加えて、週に2回以上の筋力トレーニング(例:ウェイトトレーニング)を組み合わせることで、健康効果がさらに高まります。例えば、月曜から金曜まで30分間のジョギングを行い、週に2回ジムで筋力トレーニングを行えば、必要な条件をすべて満たすことができます。
仕事や家庭の予定が忙しい場合でも、たった10分間の運動の時間を作るだけで大丈夫。研究によれば、毎日5〜10分間、適度なペースでランニングを行うことで、心血管疾患や全体の死亡率リスクを大幅に減らすことができるとされています。
同様に、ジムに行く時間がなくても、腕立て伏せや自重スクワットを週2回、30分ほど行うことで効果が得られます。例えば「トランプを使った運動」というアイデアも。トランプを1枚引いてカードの色に応じて異なる運動を行うというものです。黒(スペードまたはクラブ)ならスクワット、赤(ハートまたはダイヤ)なら腕立て伏せをする。全てのカードを終わらせる必要はなく、30分間行うだけでも十分です。
ジムで長めのランニングやトレーニングを行うと、長寿効果がさらに高まる可能性がありますが、重要なのは継続性です。自分が続けられる範囲で、毎週続けることが大切です。ちなみに、よく見落とされがちですがもうひとつ重要なのが、運動後のリカバリーです。これについては次回の記事で詳しく掘り下げることにして、その前にランニングや筋力トレーニングに投資することで得られる効果について見ていきましょう。
割れた腹筋はカッコいいけど、100歳まで健康で長生きするのは?
私たちは、フィットネスモデルのような体型が良いとされるプレッシャーを感じたことがあるかもしれません。が、この記事はその話ではありません。確かに、デニムを履いて見た目が良いと感じるのは素晴らしいことですが、運動の目的を変えてみるのはどうでしょうか?例えば靴ひもを結ぶ時、自分のひ孫を学校に送る姿や、90代になっても旅行する姿を思い描いてみてください。それが現実的ではないと思うかもしれませんが、ウェイトトレーニングやランニングが実際に身体にもたらす影響を考えると、その可能性が少し現実味を帯びてきます。
ウェイトリフティングが健康長寿につながる?
筋力トレーニングまたは筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行うレジスタンストレーニングは、長寿に寄与するさまざまな健康効果と関連しています。その具体的な効果とは:
- 筋肉量と筋力の維持:ウェイトリフティングは筋肉量と筋力を増強します。加齢とともに筋肉を維持することは、転倒防止、移動能力の維持、自立した生活にとって非常に重要です。
- 代謝の健康:レジスタンストレーニングはインスリン感受性を向上させ、血糖値の管理を助けます。これにより、代謝症候群や2型糖尿病のリスクが軽減されます。
- 骨密度の改善:ウェイトリフティングは骨密度を向上させ、特に高齢者において骨粗しょう症や骨折のリスクを減少させます。
- メンタルヘルスの向上:定期的なレジスタンストレーニングは、メンタルヘルスの改善にも寄与し、不安や抑うつ、慢性的なストレスを軽減します。
- 慢性疾患の予防:ウェイトリフティングは、心疾患、関節炎、背中の痛みなどの慢性疾患の予防や管理をサポートし、心血管の健康や柔軟性、姿勢の改善に役立ちます。
- ホルモンの効果:ウェイトリフティングは成長ホルモンやテストステロンなどのホルモンレベルにポジティブな影響を与え、健康や老化に重要な役割を果たします。
- 炎症と酸化ストレスの軽減:定期的なレジスタンストレーニングは、年齢関連の病気に関連する炎症や酸化ストレスマーカーを減少させます。
- ミトコンドリアの健康:レジスタンストレーニングは、細胞内のエネルギーを生み出すミトコンドリアの健康と効率を高め、老化と長寿に重要な役割を果たします。
ランニングは健康長寿につながる?
ランニングは単にカロリーを消費するだけではありません。ランニングがもたらす多くの健康効果とは:
- 心血管の健康:定期的なランニングは、心血管の効率を高め、血圧を下げ、心疾患のリスクを減少させることで心臓の健康を向上させます
- 代謝の改善:ランニングは血糖値の管理やインスリン感受性の向上をサポートし、健康的な体重維持にも寄与します。これらは、代謝症候群や2型糖尿病の予防に重要な要素です。
- メンタルヘルス:ランニングや他の運動は、うつ病や不安の症状を軽減することが示されています。運動中に分泌されるエンドルフィンは、気分や全体的な幸福感を高め、ストレスレベルを下げる効果があります。この幸福感はストレスレベルの低下につながり、長生きに寄与するとされています。
- 筋骨格の強化とバランスの向上:定期的なランニングは筋肉と関節を強化し、移動能力とバランスを向上させ、高齢者における転倒や骨折のリスクを減少させます。
- 長寿の延長:スタンフォード大学の研究によると、定期的なランニングは老化の影響を遅らせることがわかっています。高齢のランナーは、通常よりも障害が少なく、活動的な生活を長く保ち、早期の死亡リスクも半減する傾向があります。
運動が長寿に効果的であることは科学的にも明らかなことがおわかりいただけたと思いますが、一方で見落とされがちなのが「ワークアウトリカバリー」、運動後の回復です。次回、後編ではこの“リカバリー”がもたらす長生きのための科学的効果についてお話します。
(参考)
9月 24, 2024 | ブログ, 執筆:Dr. Emily Splichal, 足・手・からだの健康
ハイヒールにまつわる足のトラブルとリカバリー
ファッションアイコンとして、また自信とスタイルを際立たせるアイテムとして、その長い歴史とともに愛されているハイヒールですが、その一方でマメや外反母趾、さらにもっと深刻な足底筋膜炎から慢性腰痛までと無数の足の問題を引き起こす可能性があることもまた事実です。私たちは、皆さんが愛用しているヒールを取り上げるつもりはありません。むしろ、ハイヒールが引き起こす一般的な足の問題についてお話しし、どうすれば足を回復させられるかを紹介したいと思います。ハイヒールによるダメージからリカバリーするための究極のガイドになるでしょう。
ハイヒールが足に与える影響を理解する
ハイヒールが足の健康に大きな悪影響を及ぼす可能性について、最も顕著なのは、かかとの不自然な高さによる足の構造や機能への影響です。ハイヒールを履くと体重が再分配され、足の前部分やつま先にほとんどの重さがかかります。この姿勢は足の正常なアライメント(配列)と機能を乱し、軽い不快感から深刻な健康問題に至るまで、多くの問題を引き起こします。
即時の不快感だけでなく、ハイヒールは時間の経過とともに足の解剖学的構造にも影響を及ぼします。前足部への強い圧力は、ハンマートゥ、外反母趾、モートン神経腫などの症状を引き起こす可能性があります。さらに、姿勢が変わると、アキレス腱に負担がかかり、ふくらはぎの筋肉が短縮して痛みが生じ、可動域が制限されることも。足首の関節や靭帯もリスクにさらされ、ハイヒールでの不安定な歩行は捻挫やより深刻な怪我につながる可能性もあります。
そして、それは足だけにとどまりません。ハイヒールは身体全体のアライメントを崩し、膝や腰、背中にも影響を与えます。不自然な前傾姿勢によって腰が過度に反り返り、慢性的な腰痛につながることも。また、ぎこちない姿勢でバランスをとり、体を安定させようとするため、膝にさらなる負担がかかり、長期的に関節の問題につながる可能性もあるのです。
これらの影響を考えると、予防策を講じることが極めて重要なことがおわかりいただけるはず。潜在的なダメージを理解することで、ハイヒールをいつ、どれくらいの頻度で履くかについて、より情報に基づいた選択ができるようになり、ファッションが足や身体全体の健康を犠牲にすることがないようにしましょう。
ハイヒールによる一般的な問題
ヒールを履いているときによく起こる問題のひとつは、摩擦と圧力によって発生する「たこ」や「うおのめ」です。これらの硬く厚くなった皮膚は、見た目が悪いだけでなく痛みを伴うこともあります。
もうひとつ、放置し難いのが外反母趾の発生です。特につま先が狭いハイヒールは、親指を他の指の方に押し込むため、痛みを伴う骨の変形が生じることがあります。さらに、ハンマートゥは、ヒールによってつま先が狭く窮屈な位置に押し込まれることから生じる、指の中間関節が異常に曲がる変形です。
モートン神経腫もまた別の問題です。モートン神経腫は、足の甲、特に第3趾と第4趾の間にできる痛みを伴う疾患です。ハイヒールは、足のこの部分に余分な圧力をかけるため、この症状を悪化させる可能性があります。
さらに、ハイヒールを履いていると、かかとからつま先まで足の裏に沿って走る帯状の組織に炎症が起こる足底筋膜炎になることがあります。この症状は、特に朝や長時間休んだ後に、激しいかかとの痛みを引き起こすことがあります。
最後に、ハイヒールは足だけに影響を与えるわけではないことを知っておくことが大切です。足首の関節やアキレス腱、膝、そして背中にも影響を与えます。ハイヒールによる不自然な足の位置は、膝痛や腰痛といった慢性的な問題を引き起こしかねないのです。
こうした潜在的な問題をまず理解することが、その影響を軽減する第一歩となります。次の章では、ハイヒールが足に与えるダメージから回復するための実践的なフットケア方法を探ります。
ハイヒールを脱いだ直後のフットケア
ハイヒールを履いた長い1日や夜を過ごした足は、ぜひ労わってお手入れしてあげたいもの。すぐにフットケアをすることで、長期的なダメージを防ぎ、不快感を和らげることができます。ここでは、足をハッピーで健康に保つために欠かせないヒントをいくつか紹介します:
1. 足湯・足浴
エプソムソルトやエッセンシャルオイルを数滴入れたぬるま湯に足を浸します。これは炎症を抑え、痛みを和らげ、硬くなった皮膚を柔らかくしてくれます。15分から20分ほど浸かるとさらに効果的です。
2. 優しくマッサージ
足が暖かく、柔らかくなったら、今度は優しくマッサージします。ローションやフットクリームを使って、土踏まずや足の甲などストレスのたまりやすい部分を中心に、足全体をしっかりとやさしく指圧します。ナボソ ニューロボールやニューロスティックをマッサージツールの補助として使うこともできます。血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
3. 筋肉をストレッチ
高いヒールを履くことで引き締まった筋肉を伸ばすことも重要です。アキレス腱やふくらはぎの筋肉を中心にストレッチを行いましょう。つま先を優しくすねの方に引っ張り、30秒ほどキープします。さらに足指セパレーターであるナボソ スプレイを使うと、ヒールを履いた後にとても気持ちが良いです。
4. 保湿と保護
顔だけでなく足にも保湿が重要です。肌を柔らかく保ち、ひび割れや乾燥を防ぐために、フットクリームや保湿ローションを厚めに塗りましょう。さらにオススメは綿の靴下!保湿した後に履いてひと晩過ごすと、潤いを閉じ込めることができます。
5. 特定の問題をケア
靴擦れによる水ぶくれ、たこ、魚の目を見つけたら、適切に対処しましょう。水ぶくれには保護パッドを使用し、たこは足を浸した後、軽くやすりで削ります。ただし、削りすぎには注意しましょう。
6. 足を高くして休ませる
最後に、足を高くして休ませましょう。クッションや枕の上に足を乗せると、むくみが取れて足が回復しやすくなります。その直後に、裸足で歩いたりサポート力のない靴を履いたりすることで、足に負担をかけないようにしましょう。
ハイヒールを履いた後は、これらのフットケアを心掛けることをオススメします。
ダメージを最小限に抑える正しいハイヒールの選び方
ハイヒールを履くときは、正しい選び方で足へのダメージを最小限に抑えることができます。まず、ヒールの高さを優先しましょう。ヒールの高さは5~7cm以下のものを選びましょう。傾斜が急であればあるほど、足の甲にかかる負担が大きくなり、痛みやケガにつながる可能性があります。
次に、ヒールの形と幅を考えましょう。ヒールが太いほうが安定感があり、細いヒールに比べて体重が均等に分散されます。より安全で快適な履き心地を求めるなら、ブロックヒールやウェッジヒールがおすすめです。
フィット感も大切です。ヒールは常にきつすぎず、ゆるすぎず、正しくフィットするようにしましょう。きつすぎるヒールを履くと、水ぶくれやその他の痛みを引き起こす可能性があり、逆にゆったりした靴を履くと不安定になり、足首の捻挫のリスクが高まります。
ヒールのデザインには、パッドやクッション性のあるインソールが入っているものを選びましょう。ハイヒールの中には、衝撃を吸収し、足への負担を軽減するサポートが内蔵されているものもあります。お気に入りの一足にこうした機能がついていない場合は、高品質の中敷きに投資するのも良いでしょう。
靴の素材と柔軟性も考えておきましょう。レザーやスエードのような柔らかくて柔軟性のある素材は、足の形にフィットし、マメや圧点のリスクを減らすことができます。また、硬すぎる素材は、歩くたびにしなるので避けましょう。
最後に、足指のスペースにも配慮を。つま先のとがった靴はつま先を窮屈にし、外反母趾やハンマートゥなどの問題を引き起こす可能性があります。丸みを帯びた足指スペースやアーモンド型のものを選ぶと、つま先がゆったりと広がります。
このように、十分な情報を得た上で選択することで、足の健康を犠牲にすることなく楽しむことができます。ハイヒールは、ファッション性のほかにも履き心地や寿命も重要です!
Nabosoによる足の回復サポート
ナボソは、足のリカバリーと健康増進を目的とした革新的なソリューションを提供しています。ナボソの製品は、科学的に設計されたテクスチャーを表面に施すことで小さな神経が集まっている足裏を刺激し、筋肉の働きにアプローチします。
ナボソの主要製品のひとつであるニューロボールは、筋膜リリースを促進し、血行を促進するために、圧迫と刺激をユニークに組み合わせたものです。ニューロボールを使用することで、足の筋肉の緊張を和らげ、リラックスさせることができます。
ナボソのインソールも必需品です。この特殊なインソールは、歩くたびに一貫した神経インプットを提供し、より良い姿勢とバランスを促進します。普段履いている靴にこのインソールを入れることで、足のアライメントをサポートし、体の動きや位置を感知するための情報を高めることができます。
さらに、ナボソ スプレイは、つま先の強さと柔軟性を向上させるように設計されています。このシンプルで効果的なアイテムは、自然なつま先の広がりを促し、足本来の強さを発揮できる状態にすることで、つま先の変形や筋肉のアンバランスといったハイヒールの影響をケアするのに役立ちます。
ナボソの製品を足のケアに取り入れることで、単なるアフターケアだけでなく根本的な問題にもアプローチすることができます。
ハイヒールを履く際の健康維持のための”ウェルネスプロトコル“
ハイヒールをよく履く方は、足の健康と美しさを維持するために、専用のウェルネスプロトコルを作ることで、大きな違いを感じることができます。おしゃれを楽しみながらも、足に優しい対策を取ることが可能です。
1. ローテーションがカギ
毎日ハイヒールを履かないようにしましょう。ローファーやスニーカーのようなサポート力のある靴と交互に履くことで、足が回復する時間を確保し、慢性的な問題を防ぐことができます。
2. 適切なヒールを選ぶ
よりサポート力のあるハイヒールを選びましょう。スティレットよりも太めのヒールを選び、クッションやアーチサポートがしっかりしているものを優先してください。ジェルインサートやパッドを使用することで、さらに快適さと保護を追加できます。
3. 毎日のフットエクササイズを取り入れる
足やふくらはぎの筋肉を強化し、ストレッチするためのエクササイズを定期的に行いましょう。つま先のヨガや足首回し、または私たちが推奨する「ショートフット エクササイズ」はプロアスリートも取り入れています。簡単な動きで血行を促進し、緊張を和らげます。
4. ヴィラーサナ(英雄のポーズ)
ヨガのポーズ、ヴィラーサナ(英雄のポーズ)は、ハイヒールによる足や脚の負担を解消するのに効果的です。特に大腿四頭筋を伸ばし、足首の柔軟性を高めるのに役立ちます。
5. 柔軟性にフォーカス
日々のストレッチを習慣にし、特にアキレス腱やふくらはぎの筋肉を重点的に伸ばしましょう。ハイヒールを頻繁に履くことでこれらの部分が硬くなりがちなので、柔軟性を保つためにストレッチが欠かせません。
6. 専門的なアドバイスを受ける
定期的に足の専門家(足病医)に相談し、靴の選び方やフットケアのルーティンについて、個別のアドバイスを受けることもおすすめです。プロフェッショナルの指導があれば、ハイヒールによる足のトラブルを予防・管理するための大きな助けになります。
7. 休息と足の挙上
ハイヒールを履いた後は、足を休ませることが大切です。足を高くしてむくみを軽減し、血行を促進しましょう。履き心地の良い靴に履き替えて、足を休ませるだけでも、長期的な健康に効果があります。
8. ナボソのリカバリー製品を活用
ナボソ製品をリカバリーのルーティンに取り入れましょう。米国特許取得済(US 11,642, 279 B2)のナボソ独自のテクスチャーが付いたインソールやニューロボール、また足指セパレーターのスプレイは、足裏の刺激や指のストレッチによって、リカバリーをサポートするように作られています。
これらのステップを守ることで、ハイヒールを楽しみながらも、足の健康を維持できます。足の健康は全体のウェルビーイングの一部であり、足にふさわしいケアを行うことが重要です。
自信を持って歩けるように、足の健康を最優先に
知識を持って足のケアに取り組むことで、ハイヒールを履きながらも美しく健康的な足を保つことができます。リカバリールーティンを取り入れ、情報に基づいた選択をし、ナボソテクノロジーのような革新的なソリューションを活用することで、お気に入りのヒールを履きながらも、どこでも自信を持って歩くことができます。足の健康を最優先にすることは、単なる快適さの問題ではありません。毎歩を力強く、スタイリッシュに、そして痛みなく歩けるようにするための大切な要素です。
(参考)
Https://Naboso.com
https://www.healthline.com/health/heel-pain#_noHeaderPrefixedContent
https://www.medicalnewstoday.com/articles/265411
https://www.healthshots.com/fitness/staying-fit/5-exercises-to-relieve-foot-pain-after-wearing-high-heels/
https://www.webmd.com/skin-problems-and-treatments/healthy-feet-tips
6月 19, 2024 | ブログ, 執筆:Dr. Emily Splichal, 足・手・からだの健康
最前線で働くタフな足: 看護師の身体的負担
私たちは、世界中の看護師を含む医療従事者の方たちに感謝してもしきれません。彼らは、その職業の厳しい条件にもかかわらず、絶え間ないケア、共感、必要不可欠な医療サービスを提供しています。世界的なパンデミックという不安な状況下でも、彼らは公衆衛生のヒーローとして立ち向かったのです。
看護師の肉体労働は過小評価されています。患者から患者へとすばやく行き来したり、毎日病院の廊下を延々と歩いたりと、かなりの時間を立ちっぱなしで過ごしていることは、見過ごされがちです。彼らの職業病ともいえる終わることなき移動は、しばしば足の疲労を引き起こし、結果として健康上の問題へとつながります。
看護師をウェルネス対策でサポートすることが必要です。特別にデザインされた靴や、科学的に証明された健康法を取り入れることで、多くの人が頼りにしている看護師の仕事を支えることができます。ひとつ確かなのは、看護師にウェルネス・リソース(健康資源)が与えられれば、彼らは重要な医療サービスで社会を前進させ続けることができるということです。
コロナ禍における看護師の重要な役割
世界がコロナに直面し、看護師をはじめとする医療従事者は、自分たちが社会基盤の屋台骨であることを証明しました。“必要不可欠な労働者”に分類された看護師は、ストレスの多い状況下で長時間労働に従事することが多くあったにも関わらず、圧倒的な労働条件の中で奮闘し、21世紀で最も困難な時期のひとつを乗り切ったのです。
パンデミックの間、看護師たちの残業は週平均60時間にもなりました。世界が緊急事態に陥ったからといって、生活が止まったわけではない。通常の患者ケアの責任と予測不可能な緊急事態が続きました。こうした重圧は身体的・精神的負担をかけ、60%以上の看護師が、パンデミック中にストレスや燃え尽き症候群のレベルが高まったと報告しています。
看護師は何時間も立ちっぱなしで、ストレスが多い状況を管理し、重い防護服を着用し続けました。このような状況は、身体的疲労、慢性的な痛み、血行不良、精神的な健康問題に大きく影響しました。
心理的影響は決して軽視できません。ウイルスにさらされるかもしれないという、絶えずつきまとう懸念、目の当たりにした壮絶な死亡率、そして愛する人にウイルスを感染させることへの恐怖が、不安や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を増大させたのかもしれません。そのような過酷な状況にもかかわらず、彼らのレジリエンスは揺らぐことなく、惜しみない患者への献身が注がれました。
看護師の1日の過酷な労働時間が、単にパンデミックの影響によるものではないことを忘れてはいけません。看護師や医療従事者は、たいてい12時間以上立ちっぱなしで、シフト中に平均6.5~8km歩くともいわれています。このような状況、そして医療従事者の中には自分の健康を考える前にまず他人のために尽くす人がいる、という現実を組み合わせると、私たちは重大な問題に直面していることになります。
足底筋膜炎に悩まされる看護師たち
医療従事者は時として、自分よりも患者の健康を優先します。その献身ぶりは称賛に値しますが、一方でその役割が健康問題を引き起こす可能性もあるのです。ある研究では、看護師53%が慢性的な足の痛みを経験していると報告しています。彼らの健康を無視することは、身体的な問題につながるだけでなく、仕事のパフォーマンスや適切なケアを提供する能力に支障をきたすことにもなるのです。
看護師は過酷な職業であるため、セルフケアに割く時間が少なく、健康の重要性を認識させることが不可欠に。看護師の約35%が、長時間の立ち仕事による一般的な足の症状である足底筋膜炎に悩まされています。この問題を解決するために、看護師は科学に基づいた健康を保つための戦略を活用することができます。
「1日中立ちっぱなし」の身体への影響
健康に重大な影響を及ぼす可能性のある、立ちっぱなし。今回は筋骨格系、心臓血管系の健康状態、そして認知機能のウェルビーイングという3つの特定分野に注目します。
- 筋骨格系:ひずみとストレス
骨、筋肉、関節から成る身体の骨格 “筋骨格系” は、長時間の立ち仕事によるダメージの矢面に立たされます。長時間の立ち仕事は、筋肉疲労、関節の圧迫、腰や脚への負担を引き起こし、行き過ぎると下肢の不快感や慢性腰痛などの症状を含む筋骨格系障害(MSD)の一因になりかねません。このような身体的ストレスは、怪我のリスクを高め、仕事の効率を低下させる可能性も否めません。
- 心臓血管の健康:静かな脅威
骨や筋肉だけでなく、心臓や全身の血管系も大きな影響を受けます。マカロック(McCulloch)(2002)の調査結果では、8時間以上立っている労働者に慢性静脈不全(CVI:血流が正常に流れない状態)が見られることが強調されています。長時間の立ち仕事は、脚から心臓へ血液を送り出すためにより多くの労力を必要とし、心臓の負担を増加。さらにこのような状況は、脚の筋肉の収縮力の低下と相まって、静脈内の圧力を高め、最終的にCVIを引き起こす可能性があります。こうした身体的ストレスは、常時立ち仕事をする看護師にまた別の負担がかかることを示しています。
- 総合的ウェルビーイング:波及効果
筋肉や心臓血管系へのストレスだけではなく、長時間の立位は酸化ストレスの増強とも関連しており、このようなバランスの乱れは潜在的な細胞損傷につながります。この状況により、疲労、認知能力の低下、精神障害のリスクが高まります。彼らの献身的な仕事によってもたらされる絶え間ない疲労は、職場内外で彼らのウェルビーイングの質を低下させる可能性があります。
足の健康を通じて前進する
とはいえ、すべての希望が失われたわけではありません。長時間の立ち仕事による悪影響を軽減するために考えられた対策は、いずれも高い効果を示しています。政府機関や専門機関のガイドラインに従い、改善されたデザインプロトコルや予防策を講じることで、これらの健康リスクを軽減することができます。病院や医療施設にこのような取り組みを導入することは、私たちの最前線で働く看護師の健康やレジリエンスをサポートするための、力強い支援であり、意義のあることでしょう。
足の疲労に悩む看護師をサポートするシンプルな対策
時に長時間労働や肉体的な負担に圧倒されることもありますが、日々のルーティーンにシンプルで実践的な対策を取り入れることで、健康管理が可能になります。
医療従事者の仕事場の物理的なレイアウトや使用する道具の種類によって姿勢が決まり、それによる健康への影響がしばしばあります。特に看護では足を使うことがベース。そのため、フットウェアの選択は下半身にかかるストレスを大きく左右します。神経系への刺激を取り入れ、科学的根拠に基づいたサポートを提供するナボソのような製品は、長時間の立ち仕事でも快適さを向上させることが期待できます。高品質でサポート力のあるフットウェアに投資することは、長時間の立ち仕事に伴う筋骨格系の問題を予防するための効果的な対策でしょう。
シフト中の定期的な休憩は、決して贅沢ではなく、必要なことです。エネルギーレベルを維持するためには、座って水分補給をし、栄養価の高いスナックなどを食べる短い休憩時間を見つけることが不可欠です。休憩時間にストレッチや足のリカバリーツールを取り入れた簡単なエクササイズで、筋肉へのストレスや疲労を軽減することができます。
足裏を刺激することで、身体が本来持っている力を活かして、1日中立ちっぱなしでいることによる悪影響を和らげるアプローチになります。勤務中の全体的な健康状態を改善するサポートをし、日々の数え切れないほどの歩行を健康習慣の重要な一部とする方法があります。
ナボソは、その革新的なアプローチで、筋骨格系の問題、心臓血管系の循環不良、足底筋膜炎の緩和サポートを目指しています。ナボソの製品は足の裏を刺激し、より自然に、より効率的に神経・筋肉の反応を促進するよう特別にデザインされています。
看護師・医療従事者にオススメ! ナボソのリカバリーツール
ナボソの製品は、本記事で取り上げた多くの課題を対処する上で、重要な役割を果たすことができます。ナボソの革新的な製品の原理は、神経生理学に根ざしています。足裏を刺激することで、脳により多くの情報を送り込みます。この情報伝達の増加は、バランスと身体意識を高め、より良い姿勢と効率的な歩行をサポートしてくれます。
- ナボソ インソール
ナボソのインソールは、どんな看護シューズにも対応します。そのテクスチャーデザインは、立ったり歩いたりする際、足裏に常に優しい刺激を与えます。気の遠くなるような12時間勤務の間、歩行中のバランスと安定性を向上させるサポートをしてくれます。足底筋膜炎に悩まされる足を支えます。これは普通のインソールではありません。ナボソのインソールには “テクスチャー” が採用されており、足裏に見られる神経のたくさんのパターンを反映した、小さなピラミッド型の突起が表面に均等に広がっているのが特徴です。この絶妙なデザインが神経の末端が集まっている特定の場所をターゲットにし、神経を刺激。これにより、リラクゼーションを促し、血行促進をサポートし、足裏の触覚とグリップ力を高め、バランスと安定性を向上させるためのアプローチしてくれます。テクスチャーの繊細なデザインは、より自然な足と地面のつながりを生み出すことで、インソール技術の常識を覆すものであり、長時間の立ち仕事をする人には特におすすめです。
- ナボソ ニューロボール
仕事後の足の疲れはどうでしょう?ナボソのニューロボールは、仕事後に、気になる箇所に押し当てることで筋肉の疲れをとるコンディショニングツールです。適度な大きさと硬さに設計されているので、強すぎることなく、心地よい圧力を与えることができます。ピラミッド型の小さな突起が施された表面は、足裏の感覚を刺激します。このパターンは人間の皮膚の構造に基づくもので、固有受容器刺激(空間のどこにいるのかという身体の知覚)を高めることを目的としています。コンパクトなデザインで持ち運びがしやすく、素材は実用的な圧力をかけるのに十分な密度がありながら、あざやダメージにはならない十分な柔らかさがあります。ナボソのニューロボールは、自宅でも外出先でも、勤務後のリラクゼーションに最適です。このような神経を刺激するツールは、回復を促し、ストレスレベルを下げ、バランス感覚と身体認知を向上させてくれるようサポートすると言われています。何時間も働き続けた後、科学的な裏付けのある迅速な疲労回復法があれば、薬のようになると思いませんか?ナボソのニューロボールは、まさにそれを実践できるよう提案しています。
ナボソは、看護師や医療従事者特有のニーズを理解し、最適な健康への道のりをサポートすることを使命としています。ナボソの製品は、極めて重要な仕事に従事する看護師や医療従事者に実用的なソリューションを提供し、彼らが健康を損なうことなく、患者のケアに専念できるようにすることを可能にします。
全世界の看護師へのナボソのコミットメント
ナボソは、看護師が社会にとってかけがえのない存在であることを理解しています。看護師は、私たちの医療システムの屋台骨であり、その仕事は日常生活のほぼすべての側面に影響を及ぼします。新生児の誕生、突然の怪我のケア、慢性疾患のサポート、パンデミックの最も暗く困難な時期における心強い声など、揺るぎない支えとなっています。
ナボソは、社会の健康と福祉に対する看護師の不屈の献身を目の当たりにしました。彼らの勇気、自己犠牲、そしてたゆまぬ努力を目の前にして、私たちは看護師への想いをさらに強くしました。彼らが医療現場の長い廊下を歩くとき、痛みや疲労から解放され、快適に歩けるようにしたいと考えています。ナボソは絶え間ない革新に取り組み、ヘルスケアのヒーローにふさわしい最適なケアとサポートを提供し続けます。
出典:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5941623/
Preventing suicide beyond psychiatric units : Nursing2024 (lww.com)
https://www.jacc.org/doi/abs/10.1016/j.jacc.2015.11.050
https://bjsm.bmj.com/content/31/4/319.abstract
https://www.nursingworld.org/practice-policy/work-environment/health-safety/disaster-preparedness/coronavirus/what-you-need-to-know/
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD012439.pub2/full
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9699236/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24855455/
5月 10, 2024 | ブログ, 執筆:Dr. Emily Splichal, 足・手・からだの健康
回復と循環の複雑な関係性
私は足病医として、また動作のスペシャリストとして、フィットネスだけでなく総合的な健康を目指す人々へのサポートに情熱を注いでいます。この記事では、循環と回復について掘り下げ、エクササイズ後の回復を最適化する秘訣をお伝えしたいと思います。
循環システム
何よりもまず、疲労回復のプロセスにおいて重要な役割を果たす循環系について説明しましょう。
心臓、血管、血液で構成される循環系は、酸素と栄養が体の隅々まで行き渡るようにするために極めて重要な役割を果たしています。大動脈や大腿動脈のような太い血管だけでなく、毛細血管と呼ばれる細い血管もあります。このシステムのうち、太い血管はマクロ循環系と呼ばれ、細い血管は微小(ミクロ)循環系と呼ばれます。
運動中、心臓は休むことなく血液を送り出し、よく働く筋肉に酸素を送り込み、代謝による老廃物を運び出します。この組織的な働きは、最大のパフォーマンスと総合的な健康のために不可欠です。
しかし、最後のエクササイズを終えたら終了!……ではありません。
回復のための循環
運動後は、循環が回復の中心的役割を果たします。心拍数が徐々にベースラインに戻るにつれて、循環系はその役割を続け、ストレスを受けた筋肉の修復と補給をサポートします。これは、注意を払ってケアすることが必要な生理学的プロセスの調和です。
エクササイズ後の循環の重要な要素のひとつにクールダウンがあります。ここで重要なのが、心拍数を徐々に下げていくこと。この緩やかな下降により、身体にショックを与えることなく、高強度の活動から安静時の状態に移行することができます。軽い有酸素運動やストレッチをクールダウンに取り入れ、循環系がベースラインに戻るのをサポートしましょう。
足に特化したリカバリー
さて、私の一番の関心事である、回復時の足の健康について話しましょう。
足の血管の複雑なネットワークは、血行において極めて重要な役割を果たしています。エクササイズ後に足を上げることで、むくみを解消するためにアプローチし、心臓に戻る血流を促進するサポートができます。足首を回したり、つま先立ちのエクササイズを取り入れることで、下肢の循環を促し、回復への全体的なアプローチを確保しましょう。
エクササイズ後の回復に欠かせないもう1つの秘訣は、水分補給です。循環系は、栄養素を効率よく運ぶために、適切な水分の供給に依存しています。水や電解質が豊富なドリンクを飲むことで失われた水分を補給することは不可欠です。運動中だけでなく、運動後も適切な水分補給を心がけ、一日を通してコンスタントに水分を摂取しましょう。
循環の先にある、回復のメカニズムを探ってみましょう。回復において過小評価されがちなのが、休養の役割です。身体の修復と再構築には時間が必要です。睡眠はこのプロセスの隠れたヒーローなのです。循環系が滞りなく働き、最適な回復を促せるよう、一晩に7~9時間の質の高い睡眠を目指しましょう。
セルフケアの見直しを
さらに、筋膜リリースのテクニックをルーティーンに取り入れることも検討しましょう。フォームローラーやマッサージボールのようなツールは、筋肉の硬直や筋膜の制限のある部分をターゲットにすることができ、血流を促進するサポート、回復プロセスを加速させてくれます。ナボソのニューロボールもオススメです。信じてほしいのは、あなたの身体は、こうした日々の小さな意図的セルフケアに感謝するということです。

結論として、循環と回復の関係性やバランスは、学ぶ価値のある極めて重要なものです。意識的なクールダウン、フットケア、水分補給、そして回復のテクニックを取り入れて循環系を健全に整えることで、パフォーマンスとウェルビーイングが調和して共存するフィットネスの世界への扉が開かれます。ワークアウト後の回復を最適化し、より健康で、幸せな未来を手に入れましょう!