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足の悩み代表選手、外反母趾 。またの名を “ミスマッチ病”

足の悩み代表選手、外反母趾 。またの名を “ミスマッチ病”

“ミスマッチ病” ――それは『人体六〇〇万年史ー科学が明かす進化・健康・疾病』(早川書房)に書かれている言葉です。

この本では以下のように紹介されています。

「非力なヒトはなぜ厳しい自然界を生き残れたのか。走る能力の意外な重要性とは何か。
脂肪が健康を害するなら、なぜヒトの体は脂肪が溜まりやすくできているのか。
2型糖尿病など、現代人特有の病はそもそもどうして現れたのか・・・。人類進化の歴史をさかのぼることは、不可解な病がどこから来たのかを教え、ヒトの未来を占うことにもつながる」

進化生物学者リーバーマン氏の著書です。ミスマッチ病とは、旧石器時以来の私たちの身体が現代の特定の行動や条件に十分に適応していないことから生じる病気、と定義されています。農業によって食物は増え、近代的な公衆衛生と科学的な医療によって乳幼児死亡率は低下し、寿命は長くなりました。

しかし一方では、無数の文化的変化によって、私たちの持つ遺伝子と私たちをとりまく環境との相互作用が変えられた結果、さまざまな健康問題が生じるようになっている、と記されています。

このことから、女性に多い「外反母趾」も ミスマッチ病の典型だと言えるのではないでしょうか。今ではファッションの一部として履かれているハイヒールですが、人間の足はその靴の形で歩くように進化はしていません。そして外反母趾になってしまうと、歩く際に足を前に踏み出して前足に体重をかけた時に、土踏まずが過剰に潰れ、膝が内側にねじられ、膝の怪我を誘発してしまいます。

 

 

根本的な解決策はハイヒールを履かないということですが、どうしても履かなければならない場面もあるかと思います。そんな時は「ナボソ スプレイ」のような足指セパレーターがおすすめです。

 

米国足病医が現代人の足の健康を考えて開発した足指セパレーター「ナボソ スプレイ」。これを装着して家の中で歩いたり、幅の広い靴であれば、装着したまま靴を履くこともできます。また装着した状態でスクワットなどのトレーニングを行うことで足首が正しく動き、膝のケガの予防にも繋がります。

スクワットを行う際は、足は肩幅に開き、つま先はやや外に向け、つま先と同じ方向に膝を向けて行うことがポイントです。

 

外反母趾がある方は、まずはハイヒールや先の細い靴の履き過ぎには注意をしてみてください。そしてナボソ スプレイのような足指セパレーターを使って足の指を正しい位置に整えて、足部のコンディショニングをしてみるのはいかがでしょうか。

外反母趾がない方ももちろん使えますので、ぜひお試し下さい!

 

 

 

扁平足についてお話しましょう!

扁平足についてお話しましょう!

人間の足は、1日に5,000回以上、歩く地面に適応し、衝撃を吸収し、私たちの一歩一歩を進めています。

このような基本的な動作は、どのような仕組みで行われているのでしょうか。

 

それが「プロネーション」です。

 

 

 

プロネーション(回内)とは?

プロネーションは、足のロックを解除する動作と定義され、後足部と中足部の関節を含む複雑な3面の動きです。

プロネーションは、足の内側への回転、いわゆる外反、とアーチの低下を伴うのが一般的です。

この足裏のロックが解除されることで、足裏は衝撃力に対して可動性を持ち、減速することができるのです。

プロネーションは足の機能にとって重要なものですが、他と同様に、いきすぎると悪いことが起こります。

 

 

 

オーバープロネーション(Over-Pronation)(別名:「扁平足」)

オーバープロネーションとは、ロック解除や外反の度合いが、衝撃力を吸収するために必要な範囲を超えている状態のことです。

オーバープロネーションには、以下のような要因があります。

  • 靭帯の緩み
  • 足の筋力低下
  • 股関節の筋力低下
  • 足首の可動域制限

 

扁平足についての詳しい解説はこちら

 

 

 

主な症状

足のプロネーションの程度が大きくなると、足の軟部組織にストレスがかかり、足底筋膜炎、後脛骨筋腱炎、内側足首の痛み、さらには外反母趾の原因となることがあります。

足部の統合的な機能により、足部のオーバープロネーションは、下肢や骨盤へのストレスも引き起こす可能性があります。

オーバープロネーションは、以下のような症状と関連することが少なくありません。

  • シンスプリント
  • 膝の痛み
  • 腰痛
  • 仙腸関節の痛み

 

 

 

自分でできるケア

オーバープロネーションの原因によって、推奨されるケア方法は若干異なりますが、最も一般的なケア方法には以下のようなものがあります。

 

 

インソールナボソインソール

 

  • サポート力のあるフットウェア

 

 

 

  • 足と股関節の強化

 

 

機能的に足を診察する場合、オーバープロネーションの原因にかかわらず、すべての患者が何らかの足の可動域エクササイズと強化プログラムを受けます。

 

足には日常的に要求されることが多いため、毎日朝晩5分間、ニューロボールのようなツールを使って足のマッサージを行うことが重要です。

さらに、片足立ち、ショートフットエクササイズ、ピラティスなど、集中的に足を強化することは、足の筋肉を連動させるための素晴らしい方法です。

 

 

扁平足が気になる方は、お近くの足の専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか?

足底筋膜炎 と 足指セパレーター

足底筋膜炎 と 足指セパレーター

足底筋膜炎を経験したことのある人なら誰でも、かかとに刺すような痛みがあることをご存じですよね。数日間、あるいは数ヶ月間、その症状が続いたとしても、ほとんどの人は、“安静”、“アイシング“、”鎮痛剤“、そして”ストレッチ“など、同じような治療法を選択します。

もし、足底筋膜へのストレスを軽減する別の方法があるとしたら? ……そう、私のお気に入りの足用品の1つである足指セパレーターのことです! まずは、足指セパレーターの背後にあるサイエンスをお話する前に、足底筋膜の解剖学を復習してみましょう。

 

 

足底筋膜

足底筋膜は、足の裏にある厚い帯状の組織で、中央、外側、内側の3つの帯からなり、いずれも、さらに表層線維と深層線維に分かれています。中央の帯は、踵の内側足底から始まり、足指に向かって進み、最終的には中足骨頭を結ぶ1本の水平靭帯と、足指の付け根につながる5本のスリップに分かれます。このように足底筋膜が多様に分かれることで、足の前側やかかとの裏側を含む足指のアライメントと足底筋膜の間に強いつながりを生み出しているのです。

 

 

足指の広がりと筋膜炎

足底筋膜の多様な分岐は、足の前側と足指のアライメント、かかとの裏側と足底筋膜の間の強いつながりを作り出します。この前足部の筋膜のつながりが、ナボソ スプレイのような足指セパレーターの魔法が起こる場所であり、足底筋膜を簡単にストレッチする方法を生み出すのです。足指セパレーターを継続的に使用することで、足指のアライメントをサポートするだけでなく、組織の治癒に必要な足底筋膜への血流を増加させることにもアプローチできるのです。

 

 

 

 

 

興味深い事実

Ridgeらの研究によると、母趾を内転(内側に曲げる)させて外反母趾の状態にすると、足の裏や足底筋膜への血流が減少する可能性があることが分かっています。

 

たかが足指セパレーター、されど足指セパレーター。

足指セパレーターを試してみませんか?

 

(参考)

Ridge Foot and Ankle Associates​ | Plantar Fasciitis​ in ​

 

 

 

 

 

 

 

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“足の5大トラブル” ハンマートゥ! タイプ別治療法【足指の変形】

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足の指、まっすぐ伸びていますか?

皆さんの中には、何らかの足の指の拘縮(こうしゅく)を経験している方も少なくないかもしれません。サンダルの季節にこそしばしば気になりますが、足の指の拘縮は美容の問題以上のものです。

足の指のアライメントと強さは、バランス、踏み込み、加速、ジャンプの動作において、重要な役割を果たします。
足趾が固まり始めると、足裏の接地と安定性が失われます。てこの原理で言えば、つま先が長くまっすぐであればあるほど、より大きな力を発揮することができます。つまり、私たちの足の機能と動きのためにはまっすぐ伸びた指が理想的なのです。

ここでは、足の指の拘縮の最も一般的な種類と、種類に応じた治療をご紹介します。

 

 

 

ハンマートゥ(金槌型)、マレットトゥ(木槌型)、クロートゥ(かぎ爪型)

足の指のどの関節が拘縮しているかによって、主に3つのタイプがあります。
足指の第一関節だけが拘縮している場合、これはハンマートゥと呼ばれます。これは、屈み指(かがみゆび)ともいわれ、足病医が診る最も一般的な拘縮タイプです。
足指の第二関節だけが拘縮している場合、これはマレットトゥと呼ばれます。これは第2趾が長い人によく見られ、モートン病とも呼ばれます。
足の指の両方の関節が拘縮している場合は、クロートゥと呼ばれます。マレットトゥ、クロートゥともに、足の指の先端にタコができたり、細かい衝撃により足の爪が厚くなったりすることがあります。

 

 

 

 

柔軟な変形 vs. 硬い変形

足の指の拘縮のタイプがわかったら、次はそれが柔軟な変形なのか、硬い変形なのかを見極める必要があります。
まず、足の指を掴んで、拘縮をまっすぐにしようとしてみます。つま先はまっすぐ引っ張られますが、手を離すとすぐにまた拘縮してしまいますか? もしそうなら、これは柔軟な変形とみなされ、元に戻せる可能性があります。

足の指をまっすぐに引っ張ってみても動かない場合は、硬直性拘縮とされています。これは、足の指の拘縮が進行して関節炎を伴うもので、構造的な変形といえます。残念ながら、硬直性拘縮をまっすぐにするためには、手術しかありません。

 

 

 

伸筋優位 vs. 屈筋優位

足の指の拘縮を正確に治療するためには、最後の分類を行う必要があります。これは、どの筋肉が優位で、そもそも拘縮の原因となっているかに関係するものです。

どのタイプに当てはまるかを判断するには、まず両足で立ちます。ショートフットエクササイズのように、つま先を地面に押し付けます。つま先が収縮しているのがわかりますか?
つま先をリラックスさせ、今度はヒールレイズをします。つま先が収縮しているのがわかりますか?
もし、いずれか、あるいは両方に「はい」と答えた方は、屈筋優位の拘縮があります。これは長趾屈筋が小さな内在筋に勝っていることを意味します。

伸筋優位がどうか判断するには、もう一度両足で立ち、今度はスクワットをします。しゃがむと、足の指が縮んだり、地面から浮いたりしませんか?
足の力を抜いて、今度はゆっくりとその場で足踏みを始めてください。つま先をみましょう。足を上げるたびに、つま先が上がったり下がったりしていませんか?
最後の2つのテストのいずれかに「はい」と答えが場合、これは伸筋優位の状態です。これは、あなたの長趾伸筋が小指の内在筋に勝っていることを意味します。

 

 

 

 

タイプ別治療法

最も効果的な足指の拘縮治療法は、あなたがどのタイプの変形を患っているかによって決まります。

以下は、足の指のバランスを整えるための簡単なガイドラインです。

 

 

タイプ①:柔軟性のある屈筋優位の拘縮

  • 脚の裏側の筋肉をほぐす
  • 足裏の筋肉をほぐす
  • 足指セパレーターをつける
  • ショートフットエクササイズで足の内在筋を活性化し連動させる

 

タイプ②:柔軟性のある伸筋優位の拘縮

  • 脚の前面の筋肉をほぐす
  • 足の裏の筋肉をほぐす
  • 足指セパレーターをつける
  • ショートフットエクササイズで足の内在筋を活性化し連動させる

 

タイプ③:硬いハンマートゥもしくはクロートゥ

  • 足指セパレーターをつける
  • 足裏の筋肉をほぐす
  • ショートフットエクササイズで足の内在筋を活性化し連動させる

 

 

重要なことは、どんなケアや治療をするにしても一貫性を保ち、継続すること。

もし自分がどのタイプの変形なのかわからない場合は、整形外科医もしくは足の専門医に足の機能評価をしてもらいましょう。

 

 

 

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【成人の3~5%!】外反母趾の進行予防【保存療法とは】

【成人の3~5%!】外反母趾の進行予防【保存療法とは】

外反母趾と聞くと、長年履きなれない靴を履き続けたお年寄りの足を想像する人が多いかもしれません。しかし、驚くことに、外反母趾は高齢者だけの症状ではないのです。実際、成人の約3~5%が外反母趾で、その平均発症年齢は20~30代と言われています。

では、外反母趾とはどういう症状で、防ぐためには何をしたらいいでしょうか? 今回は、外反母趾の原因、症状、治療、予防などの基本情報をレビューします。

 

 

 

 

外反母趾の解剖学

外反母趾は、足の内側の母趾関節の近くにある骨のこぶです。中足骨の不安定性や靭帯のゆるみにより、第1中足骨という足の長い骨がずれることで形成されます。また、第1中足骨が外側にずれ始めると、足の裏の小さな筋肉によって、母趾が小趾側に引っ張られるようになります。このように第1中足骨と母趾が相反してずれることで、関節のアライメントが崩れ、軟骨がずれてしまうのです。

 

 

症状

外反母趾の症状は、外反母趾の大きさや軟骨からの逸脱の度合いによって大きく異なります。軽度の外反母趾は、靴の中の窮屈感、隆起部の炎症、母趾を極端に曲げた時の痛みなどがあります。一方、重度の外反母趾の場合は、隆起部の滑液包炎、母趾の可動域制限、関節炎による母趾の痛み、第2趾の押し出しや交差が見られるようになります。

 

 

原因

外反母趾の形成を靴のせいにしたいのはやまやまですが、これは最も一般的な原因ではありません。足の形、アーチの強さ、靭帯のゆるみなどが外反母趾の最大の原因です。過度な外反や柔軟な扁平足は、第1中足骨を安定させるための関節が不安定になります。不安定な足で歩いたり、走ったり、ジャンプしたりすると、第1中足骨の変形が始まります。これに加えて、足の筋肉が弱く、靭帯がゆるんでいると、外反母趾になりやすいのです。

 

 

治療方法

外反母趾の多くは、第1中足骨の変形をともなうため、構造的な変形であり、手術しないと元にもどりません。もし手術による矯正に関心がないのであれば、症状をコントロールし、外反母趾の進行を遅らせることにフォーカスするべきです。

【もっとも一般的な外反母趾の保存療法】
・幅の広い靴
・足指セパレーター
・隆起部分へのパッド
・関節へのコルチゾン注射

 

 

症状進行の予防

足の筋力と中足部の安定性を最適化することは、外反母趾の進行を遅らせる、あるいは一時的にでも止めるための重要なポイントです。カスタマイズされた装具、テクスチャーインソール、ショートフットなどの足のエクササイズ、足指セパレーター、臀部の筋力強化などは、外反母趾の進行予防のために重要です。

 

 

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