更年期と聞くと、ホットフラッシュ(ほてり)や気分の変化、骨密度の低下を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、見落とされがちなのが「足」です。実は、ホルモンバランスの変化は、足の構造・筋肉・神経・血流にも影響し、姿勢や動作パターンにまで関係しています。そのため、プレ更年期からの早めのケアが将来的な不調予防につながります。
足病医でありムーブメントスペシャリストとして、私はホルモンの変化が足の健康だけでなく、動き、バランス、そして生活の質に深く影響することを日々実感しています。
“身体の土台”として、呼吸や姿勢を整えるうえで重要なパーツであり、スポーツはもちろん、ピラティスやボディワークの現場でもますます注目が高まる「足」。今回のブログでは、更年期に起こりやすい足の変化と、そのケア方法や対策についてご紹介します。
エストロゲンの変化が足に及ぼす影響
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、コラーゲンや軟部組織の維持、関節の柔軟性に深く関わっています。
このエストロゲンが減少すると、次のような変化が起こりやすくなります。
- アーチの崩れ:靭帯の弾力性が失われ、足のアーチが崩れて偏平足傾向に
- 関節のこわばりと痛み:足首や指の動きが硬くなり、動き出しや歩行時に違和感を感じる
- 足の形の変化:足幅が広がり、「靴が合わない」「サイズが変わった」と感じることも
これらは単なる足の問題にとどまらず、姿勢の乱れやバランスの低下、歩行の癖にも影響することがあります。
神経と血流の感覚の変化
更年期は血流や末梢神経の働きにも影響します。「つま先の冷え」「ピリピリ感」「しびれ」を感じる女性も少なくありません。
ナボソはこういった「感覚の変化」に着目し、足裏の固有感覚を呼び起こす独自のテクスチャーテクノロジーを開発。
感覚刺激を通して、神経・筋肉・脳のつながりを活性化し、動きの質をサポートします。
骨密度と安定性を守るために
エストロゲンの減少は、骨密度の低下を招くこともあります。
足には多くの小さな骨と筋肉が集まっており、体を支えるための“安定の土台”。
足裏の筋肉を刺激することで、骨の健康を支えるサイクル(骨への負荷→骨形成)を自然に促すことができます。
歩く、立つ、ストレッチする――そうした日常の動きが、足から全身を支える骨と筋肉のメンテナンスにつながるのです。
ナボソで叶える更年期世代の足ケア
ナボソは、あらゆるライフステージの女性が自分らしく自信をもって動き続けることをサポートしています。
- ニューロボール:「転がす・踏む・ほぐす」の3つの使い方で足裏をほぐし、可動域と血流をサポート。更年期特有のこわばりをやわらげます。
- スプレイ:足指を広げて、心地よくストレッチ&リフレッシュ。ピラティスやヨガ、運動前のウォームアップ、または一日の終わりのリカバリーケアにも最適です。
感覚刺激 × コンディショニングの両面からアプローチすることで、動きの質・姿勢の安定・巡りのサポートを同時に叶えます。更年期を迎える女性にとって、この感覚刺激は特に重要です。
動くことは最高のセルフケア
プレ更年期から更年期にかけては、身体の変化を実感しやすい時期。
けれども、「不調を感じてから対処する」のではなく、早めに足から整えることが、将来の快適な動きにつながります。
正しい知識と適切なツールがあれば、年齢を重ねても、自分の足でしなやかに動くことができます。足からのサインを無視しないでくださいね。足はあなたの“これからの健康”を支えるパートナーです。
今日からできる小さなケアを始めてみませんか。
(参考)
How Menopause Affects the Feet – Naboso Technology, Inc.