足裏の感覚が健康に与える影響 私たちが行うすべての動き——立つ・歩く・階段を上る・姿勢を保つ。その土台になっているのが「足の感覚」です。足裏や足指の “感覚” は、姿勢やバランス、疲れやすさに大きく影響し、全身の動きの“はじまり”をつくっています。 しかし、現代の生活では歩く量が減り、靴に守られた環境が続くことで、足の感覚が鈍くなりやすく、身体とのつながりも弱まりがち。「なんとなく疲れやすい」「姿勢が安定しない」などの小さな気づきの裏側には、こうした“感覚の低下”が関係していることも珍しくありません。...
ブログ
足の疲れを放置しない!ナボソではじめる “足裏・足指から整える新習慣”
一日の終わりに「足がだるい」と感じたり、靴を脱ぐと「足が重い」「足指が縮こまったまま」なんていうことはありませんか? 実はそれ、ただの疲れではなく、足裏や足指の機能が低下しているサインかもしれません。 デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていたり、運動不足で足を動かす機会が減ったりすると、足の筋肉や神経がうまく働かなくなります。キツい靴、履くと疲れるような靴を日常的に履いている人も要注意!そのまま放っておくと、姿勢のバランスが崩れ、体全体の不調につながることも。...
更年期が足に与える影響 —プレ更年期から意識したい、足の変化とセルフケア
更年期と聞くと、ホットフラッシュ(ほてり)や気分の変化、骨密度の低下を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、見落とされがちなのが「足」です。実は、ホルモンバランスの変化は、足の構造・筋肉・神経・血流にも影響し、姿勢や動作パターンにまで関係しています。そのため、プレ更年期からの早めのケアが将来的な不調予防につながります。 足病医でありムーブメントスペシャリストとして、私はホルモンの変化が足の健康だけでなく、動き、バランス、そして生活の質に深く影響することを日々実感しています。...
足と呼吸の意外な関係:足の姿勢が呼吸を左右する
足と呼吸はつながっている? 最適な呼吸について考えると、多くの人は肺や横隔膜、場合によっては鼻腔に意識が向きます。そこで”足が果たす役割“を考慮することはほとんどないのではないでしょうか。しかし、意外にも呼吸の質に大きく影響するのは「足」なのです。足は地面と接し、全身の姿勢を支える役割を果たしています。そのため、足のアライメントは肋骨や横隔膜、顎の位置、さらには気道まで、全身の連鎖運動に関わっています。 足元から始まる姿勢の連鎖...
「センサリーインテリジェンス」で変わる! パフォーマンスを底上げする“足裏”の使い方
もし、より良いバランス、すばやいリカバリー、効率的な動きのカギが、筋力そのものではなく、「体が世界をどう感じ取るか」にあるとしたら? ようこそ、ナボソが提唱する「センサリーインテリジェンス(感覚知性)」の世界へ。 これは神経科学と運動科学を背景に、“感覚入力(sensory input)”をどう解釈し、処理し、行動に移すかを表す概念であり、その入り口は足裏の感覚刺激にあります。 足はただの土台ではなく、身体への“入り口”...
「本来の足」を取り戻す。ナボソ 5本指ソックスにグリップ付きが新登場!
新「ナボソ 5本指ソックス」が登場 ※2025年7月更新 足元から体を整えるために開発された「ナボソ 5本指ソックス」。独自のテクスチャーが、日常の歩行やトレーニング時に足裏を心地よく刺激し、足指の自然な動きをサポートします。そしてこの2025年7月、待望のグリップ付きバージョンが新登場!より安定したパフォーマンスが実現可能になりました。今回はナボソの5本指ソックスの特徴と選ばれる理由について、改めてご紹介します。 ナボソ 5本指ソックスとは?...
ゴルフ上達の鍵は“足の感覚”? ゴルファーにとって必要不可欠な「足の意識」
ゴルフにおいて安定したスイングと体重移動は欠かせません。実はその鍵を握るのが「足の感覚」です。 今回はその重要性と、実際のゴルファーの声、日常でできる感覚トレーニングについて解説します。 ※この記事は、2022年12月に公開した内容をもとに、最新のユーザーの声や製品情報を加えて再構成しています(2025年6月更新) ゴルフスイングにおける体重移動と足裏の意識...
座りすぎ日本人。足のむくみと健康対策5選【保存版】
世界で最も座っている時間が長いとされる、日本人。 シドニー大学の調査(2011)*によると、日本の「総座位時間」は7時間と世界20ヵ国のうち最も長いという結果でした。 デスクワークの人は毎日パソコンの前に座り、余暇の時間にテレビやスマホ・ゲームで座り…。...
“足の5大トラブル” ハンマートゥ! タイプ別ケア・治療法【足指の変形】
足の指、まっすぐ伸びていますか? 皆さんの中には、何らかの足の指の拘縮(こうしゅく)を経験している方も少なくないかもしれません。サンダルの季節にこそしばしば気になりますが、足の指の変形は美容の問題以上のものです。 足の指のアライメントと強さは、バランス、踏み込み、加速、ジャンプの動作において、重要な役割を果たします。...
【プロも実践】足から整える!「ショートフットエクササイズ」が支持される理由と効果
足の内在筋、きちんと使えていますか? 足の健康は、日常の歩行や姿勢だけでなく、怪我予防やスポーツパフォーマンスにも大きな影響を与えます。 特に「ショートフットエクササイズ」は、足のアーチ(土踏まず)を支える内在筋を鍛え、足のアライメントを整える効果が期待できるシンプルかつ効果的なエクササイズとして、いま注目を集めています。 この記事では、ショートフットエクササイズとは何か、どんな人におすすめか、そして得られる効果について詳しく解説します。...
脳内の身体図式「ボディスキーマ」を鍛える。手と指の感覚を目覚めさせる新習慣とは?
「ボディスキーマ」とは 身体図式「ボディスキーマ」とは、私たちの脳が自分の身体の位置や動きを認識し、調整するための無意識のマップのようなものです。例えば、暗闇の中でも自分の手がどこにあるかを把握できたり、狭い場所を通る際に無意識に肩をすぼめたりするのは、この身体図式が機能しているからです。...
手は「第二の脳」! 超高齢社会を支える、健康な手のつくり方
日常生活における手の役割とその重要性 ナボソは足にフォーカスしていますが、もう一つ、私達がかなりこだわっている複雑で機能的な体の部位、それが手です。 「超高齢社会」に突入した日本において、また「健康で長生きしたい」と願う私たちにとって、手の健康は見過ごしたくない重要課題のひとつといって良いでしょう。...
足裏からのコンディショニングがあなたのランニングを変える。すべてのランナーにすすめるナボソ3選
知らないと損! ランニングの効果 ジョギング・ランニングを楽しむ人が増えています。 週末は決まってランニングで汗を流すという人から、各地の大会にエントリーする熱心なマラソンランナーまで、今回は「少しでもランニングのパフォーマンスを向上したい」という人に向けたお話です。 事実、走ることは体力づくりにとどまらず健康にも多くの効果をもたらします。心臓や肺を強くしたり、コレステロールを下げたり、血糖値や中性脂肪、血圧、体重などのメタボリックシンドロームを改善する効果もあることが研究*で発表されています。 *1982年3月『Journal...
矯正インソールは足を強くするのか、弱くするのか?
「矯正インソール」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 医療器具? 足の機能に役立つもの? 高価な中敷き? それとも、単なる過剰なアーチサポート? 足の機能に関する議論の中で、特に物議を醸すトピックのひとつが、オーダーメイドの矯正インソールやアーチサポートの“メリット”と“過剰使用”に関する問題です。ナボソの創設者であり足病医であるエミリー・スプリカル博士に話を聞きました。 オーダーメイドの矯正インソールとは何か? 物議を醸しそうなこのトピックに入る前に、まず矯正インソールとは何かから説明しましょう。...
サポートしながら強い足へ。唯一無二の “アクティブ” アーチサポートとは?
「アーチサポート」の盲点 扁平足や足底筋膜炎、外反母趾――人々がアーチサポートやカスタムインソールを求める理由はさまざまです。 足裏のアーチをサポートするという利点がある一方でアーチサポートや矯正インソールを長期的に使用することで、かえって足の筋力が弱くなる可能性があるという指摘も。 足の筋力が衰えると、足底筋膜炎やアーチの崩れ、疲労骨折など、さまざまな足のトラブルを引き起こす可能性があります。また、アーチが崩れると扁平足になりやすく、さらにそれが外反母趾を引き起こすことも少なくありません。...
【全2回連載】“ワークアウトリカバリー”(運動後の回復) が健康で長生きするカギかもしれない【後編】
運動後のリカバリーと長寿の科学 前回は運動:ランニングと筋力トレーニングがいかに健康長寿につながるかその科学的影響についてお話ししました。今回はそれらの健康に対する影響を最大化する“リカバリー”について掘り下げ、その効果や具体的なテクニック、ツールなどを説明していきます。...
【全2回連載】“ワークアウトリカバリー”(運動後の回復) が健康で長生きするカギかもしれない【前編】
人間は何歳まで生きられるのか 急速な少子高齢化が進む日本。2024年7月に発表されたデータによると、2023年の日本人の平均寿命は3年ぶりに延び、女性が87.14歳、男性が81.09歳になりました*。 *令和5年簡易生命表の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)...
【外反母趾、マメ、腰痛…】ハイヒールによるダメージを解消! 究極のフットリカバリーガイド
ハイヒールにまつわる足のトラブルとリカバリー...
子供の脳と体の発達のために、4歳まで裸足でいるべき理由
裸足の感覚刺激を通じた子供の脳、身体意識の発達 幼い子供にとって、世界は色彩、音、さまざまな感触や感覚にあふれています。新生児、乳児、幼児にとっては、一瞬一瞬が学びの場なのです。子供がこの新しい宇宙を探索する最も奥深い方法のひとつは、感覚を通して理解や相互作用の仕方を形作る認知経路を作り出すことです。この時期は、現実は複雑であり感覚刺激に富んでいます。感覚的な探索は、子供の将来の認知、感情、空間認識の発達の基礎を築きます。...
【米プロバスケの秘密】トップアスリートの足首捻挫の予防とリカバリー法
バスケと捻挫 年齢やスキルに関わらず、バスケットボール選手が共通して抱く夢――バスケットボールの世界で成功すること。それには多くの肉体的、精神的なチャレンジが必要ですが、とりわけキャリアを狂わせ、夢をあきらめさせる大きな障害となっているのが“足首の捻挫”です。 「足首の捻挫は、NBAで最も多い怪我です。NBA選手は、鋭いカットやジャンプで足首に大きな負担をかけているからです」- NBAドクター、リチャード・ファーケル医師 このような怪我に対処するべく最先端のソリューションとして登場したナボソ...
ヘルスケアのヒーローたち:看護師が足底筋膜炎と疲労から回復する方法
最前線で働くタフな足: 看護師の身体的負担 私たちは、世界中の看護師を含む医療従事者の方たちに感謝してもしきれません。彼らは、その職業の厳しい条件にもかかわらず、絶え間ないケア、共感、必要不可欠な医療サービスを提供しています。世界的なパンデミックという不安な状況下でも、彼らは公衆衛生のヒーローとして立ち向かったのです。...
エクササイズ後のセルフケアを見直そう! 筋肉の回復に重要な“循環” とは?
回復と循環の複雑な関係性 私は足病医として、また動作のスペシャリストとして、フィットネスだけでなく総合的な健康を目指す人々へのサポートに情熱を注いでいます。この記事では、循環と回復について掘り下げ、エクササイズ後の回復を最適化する秘訣をお伝えしたいと思います。 循環システム 何よりもまず、疲労回復のプロセスにおいて重要な役割を果たす循環系について説明しましょう。...
ふらつき、転倒、歩行困難…… 加齢とともに衰えるバランス感覚にアプローチ
年齢とともに鈍くなる足裏の感覚 足裏や手のひらにはたくさんの感覚(振動、圧、凹凸など)を受け取るセンサー、感覚受容器が存在します。 それらの鋭敏さは加齢とともに減少するという報告もされています。 年齢とともに片脚で立つとふらつきやすくなった、という経験はないでしょうか。 片脚で立つという動作は、視覚や足裏の感覚などを脳が処理して成立しています。そのため、足裏の感覚が鋭敏であるほど、バランスも取りやすくなります。...
【初心者から】強い足でランニングパフォーマンスを向上させる【ベテラン・選手まで】
国内最大規模の市民マラソン「東京マラソン」。3月3日に行われ、17回目を迎えた今年はおよそ3万8000人のランナーたちが東京を駆け抜けました。2007 年に東京マラソンが初開催されて以降、日本のランニング人口は増え続け、ここ数年では500万人以上の人が週に1回はランニングを楽しんでいるといいます。*1 週末は決まってランニングで汗を流すという人から、各地の大会にエントリーする熱心なマラソンランナーまで、今回は「少しでもランニングのパフォーマンスを向上したい」という人に向けたお話です。...























